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Channel: コロタマ エクスプレス! 黒い海からブリあげろ!!
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海の王者降臨! …海で死なないために…

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あー、ほんま繁忙期ですわいw
なかなか更新できまてん。
 
 
しかし、そうこうするうちにもぽんこちはたまりにたまっております。
 
 
そやっ!
半夜釣りにも2回行きました。
 
1回目はちびコロ第2弾、しかし○ボーズ…、しかしAgさん一家と楽しい夜釣りでした。
しかも、うちが帰った後、Agさんはクエ子ゲット!
おめれとーヽ(^o^)丿
 
2回目はその翌日、今度はBB&きくりーな夫妻&びびの一家と、じゃこ一家で、川で夕涼み。
しかし、なんとも恐ろしいことに、ちびどもと合わせて2家族で8本もの竿を並べたにもかかわらず、フグ1のみ。
滅亡しますた。。。
この季節、チビレくらい釣れるんちゃうのと思ったワタスたちですが、甘かったorz
 
 
へえへえ、ボーズは毎度のことで面白くも何ともありまへん。
しかし、ここ数日荒れ続きで海の中がかき混ぜられましたから、チャンスですね!
 
ま、血事続きで行けまへんケド。。。
 
 
 
 
 
 
 
さてさて、今日はぽんこちネタどす!
 
しかも、磯竿のハナシ。
それも、真面目な話。
 
 
イメージ 1
 
 
じゃーん!
 
ビニール袋に入ったままの、この古そうな竿!
 
これ見ただけでナニかわかってしまったアナタは、大物釣り道具オタクっ!
ぢゃないや、大物釣り博士~!!
 
 
イメージ 2
 
 
皮剥いたとこw
 
4本継ぎね。
 
いわゆる石鯛竿ね。
 
 
イメージ 6
 
 
そーです。
サクラです。
 
いまも盛業を続けておられる櫻井漁釣具さんが、かつて製造していた大物竿「海王」なのです。
 
 
 
トップページの日本号が並んだ写真は涙でかすみますね~
 
もう一度投げ竿をつくっておくれよ~~
 
 
それにしても美品です。
ステンレスのパイプシートの輝きをご覧ください。
ほとんど使用されていないようです。
 
 
イメージ 7
 
 
がっちり締められた総巻きのバットには、綿の尻手環と木製の石突。
 
かっこいいですね~!
 
 
イメージ 8
 
 
金属ジョイントを廃し、ステンレスのリングで玉口を保護する手法も、この竿あたりからのようです。
 
ステンの質感が素晴らしいでつ♪
 
 
イメージ 9
 
 
ガイドは丁寧な手巻きです。
手仕事ニッポンばんざーいヽ(^o^)丿
 
ガイドリングはクロームメッキ。
材質不明のショックリングが挟まれています。
頑丈ですし、絡まない形状ですね。
 
 
イメージ 10
 
 
海王には、長さだけでなく、グレードによるバリエーションもありました。
これは最も安価な「普及版」です。
 
それでも、おそらく昭和52年(1977年)前後のことに23,500円です。
 
ちょっと手が出ないほどの超高級竿だったことは間違いないでしょう。
 
普及版は、おそらくブランクスに塗装をしていないぶん安いんだと思います。
海王といえば赤と黒ですが、これはグラスの生地の色むき出しですからね。
 
価格バリエーションは、最後に出てくる価格表をご覧になってくださいまし。。。
 
 
イメージ 11
 
 
これがビニールの竿袋に差し込まれていたラベルです。
 
「スーパーグラスロッド」ですぜ!
 
よくみると社名もいまとは違いますね。
 
 
竿袋のポケットには、このラベルの下に、さらに2枚のリーフレットが挟まれていました。
 
そのうちの1枚はコレ↓
 
 
イメージ 3
 
 
磯釣りなどでの海難事故が相次いだ時代背景を物語る貴重な資料かな?
 
いやいや、いまでもまったく色あせませんよね。
 
いつもこれらはベストやバッグに常備しているじゃこびーですが、みなさんはどうですか?
 
雨具忘れて通しの夜釣りで雨に降られなんかしたら、真夏でも低体温症になりまっさかいなあ(怖)
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、これくらいまでは気にせず載せるじゃこびっちですが、まとまった文章にはやっぱり著作権があるんじゃないかと思ったりして、次のリーフレットは櫻井さん、載せますよ、すんまへん、ご了承くださいませ。
 
先代の櫻井博さんの文章ですケド、含蓄があります。
コロタマーンのみなさん、ぜひご参考に。
 
あ、ちょっと拡大できるんで、クリクリして読んでね。
 
ああ、違う、クリックね(笑)
 
 
イメージ 4
 
 
ここで櫻井さんがおっしゃってることは、ワテクシのいう「バランス」に近いと思うんですね。
 
海王のグラスのブランクは、バット部で厚みが約3mm弱もあります。
相当の強度を持っているはずですが、それでもナイロン10号前後で十分とされています。
また、20号を使うなら、「切れる」部分をつくっておけと。
 
投げ竿だと、当然使える道糸の強度はさらに低くなるでしょう。
コロタマ用に35号や40号の竿を使うのは、太いラインに負けないようにという意味もあるわけです。
 
でも、このリーフレットにもあるように、生身の人間が扱えるライン強度は20号までということではないでしょうか。
それ以上でやるとなると、船釣りやクエ釣りのように、何らかの方法で竿を固定して
やらないと、書かれているような痛ましい事故につながってしまう危険性が高くなりそうです。
 
そして、それ以前に、これも書かれてあるように竿が折れます。
竿が折れるのは、それはそれで大事故につながりますし、サイフもココロも痛手を受けますもんねえ。
 
 
 
結論:オーバースペックのラインは危ない。
 
 
 
私自身は、カーボンの投げ竿なら40号クラスでPE10号、ナイロン20号を上限と決めています。
それも瀬ズレしまくるポイントのみ。
それ以外のスプールには、PE5~8号、ナイロンは10~16号を巻いています。
例外でWIDE808のみPE12号。
 
これ以上のラインを使いたければ、投げ竿は諦めて、クエ竿でお尻を固定することでしょうね。
 
あ、そうそう、最近開発された通称「暴漢」、じゃなかった「ボー竿」なる最強ロッドもOKですよ。
てか、ボーちゃんの竿は、わざわざ太いラインを使えるように計算してつくられたものですからね。
あーいう竿以外で、とんでもない太い糸使うと、竿が砕けるかリールが爆裂するという事故が起こってしまいます。
 
それが根掛かりでも起こるんだから、やっぱ危ないでしょ。。。
 
根掛かったら、ここにあるように「ダブル振り」やムリな「アオリ」は避けて、ラインブレーカーやハンマーでまっすぐ引くのがええと思いまふ。。。
 
 
 
 
いやはや、さすが海の王、解説書も命にかかわる内容です。
最近の釣り具に、ここまで切実なメッセージが書かれてるでしょうか。
メーカーと釣り師の距離が近かった、ええ時代やったということなんかな?
 
いやいや、なんかやっぱり方向が違ってるぞ。
 
「ボー竿」つくったボーちゃんのブログを見てくだされ。
安全のことばっか書いてますから。
 
 
 
 
 
で、最後はポンコチストにとって重要な情報を(笑)
 
 
イメージ 5
 
 
とにかく高価ですね。。。
 
だって、社名が「サクラ高級釣竿製造所」だもんなあ。。。
 
 
え?
 
この普及版海王、いくらで買うたかって?
 
 
 
 
 
 
 
 
落札価格11円…
 
じゅうぶん使えるよ~、コレクションだけど ( ̄ー ̄)ニヤリッ
 
 

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