出張が急きょキャンセルになり、土曜日がぽっかりお休みに。
幸い、午前中は子どもたちの土曜参観で、かあちゃんと中学校まで行ってきました。
その後、家族でランチ(ちうてもうどん屋さん)に。
じゃこ「なあ、とうちゃん、今日休みになったから、昼から釣りでも行けへん?」
長男「高校の入試説明会行くねん」
長女「陸上部のミーティング」
次男「友だちと約束あるねん」
じゃこ「・・・。」
こうしていつのまにか子どもたちは親離れしていくのぢゃなあ・・・
しばし沈黙。
手元でスマホに入力ちう♪
「出張キャンセルになって、ちびたちにも振られたんで、ちょっとチャリコ釣りでも行きません?」
BB兄貴へ送信(^^♪
しばらく後に入電!
「かくかくしかじか、云々カンヌン、OK、そないしまひょ、ほな1時間後に♪」
ちうことで、チャリコ釣りのあの小さなアタリ、小さなサカナには耐えられそうもなく、結局一番いい季節だし、私はまだ今季はボーズだからということで、またしてもコロ釣りにケテーイ。
急いで準備して、いつものサカナ屋でトビアラ買うて、BBさんはタマミも視野に入れてイカ短冊も携行。
適当に人間のエサも買うて、現地に入れば黄昏のショータイム(^O^)
今日は、今季初めての鉄板ポイント。
平均的にサイズは小さいですが魚影は濃いところです。
ま、サイズは時の運、ここだって5㎏級のコロダイが入ってくる確率はゼロではありません(限りなくゼロに近いとしても…笑)
お気楽堤防なのになぜか今日は無人なので、BBさんと広範囲に3本ずつ出します。
じゃこの道具立ては、ひさしぶりに登場のプロックスのSX攻技巨投SEの7号540に、レベルワインダー付きのシーライン27Hのズボ専用。
(上の写真)
そして、ダイワHZ剛海MH改にシーライン50H、ダイコーのコスモエース船かかり120号390先調子にシーライン40HSD、この2本は投げていきます。
BBさんはNFTのPLアクシスとダイワのロングビームHDで投げ、そしてリョービの船ヒラマサ竿にジグマスターでズボです。
残照がいつまでも美しい秋の海。。。
しかし、なぜかマンダム。。。もうええってか(笑)
月光に照らされながら潮が引いていきます。
絶好の時間帯であります。
下がれ、下がれ~、もっと引け~(^O^)
念じていると、一発目が来ました!
カランコローン!
BBさんのロングビームHD420Tが豪快にぶっ飛び、クマよけの鈴が鳴り響きます!
敵はものすごいテンションで沖に走っているのが一目でわかるパワフルぶっ飛び。
これはデカい!
おおおーっと叫びながら竿尻に飛びつくBB兄!
その瞬間!
ひゅいーん!
甲高い糸鳴り!?
パンっ!
なにかの弾ける音!?
うわ、切れた!
BBさんの悲鳴が誰もいない漁港に木霊します。
「うわー、やられてもた、なんやろ、タマミかな?」
「あれ、オモリ残ってるな、これ」
そして巻き上げてくると・・・
BB兄「うわー、鈎のびてるわー」
じゃこ「え? うわ、ハリガネみたいに真っ直ぐ! なんすかこの鈎?」
BB兄「え? サーフマダイ。コロくらいやったらいけるかと思って…。あかんなあ、こんなん。。。」
じゃこ「軸長いのはヤバいっすね、細いし。この手はデカいのにスレで掛かったりしたらひとたまりもありませんね。」
BB兄「くっそー、でもあの飛び方はタマミ違うやろ?」
じゃこ@腹黒「いやー、ありゃあ相当のデカタマですよ。最近、タマミよく出てるみたいですしwww」
悔しがってもサカナは戻りません。
往々にして、弱点のある道具に巨魚が来ます。
夏に離島でエサ釣り用の竿に巨魚がきてやられた件を思い出しました。
そして再び静寂が海辺を包みます…
じゃこ「9時までにもう1発くらい来るはずなんですケドねえ。。。」
BB兄「ゴンズイのエサ取りやばいな。でも必ず来るって!」
そういってる間にも、巨投SEの軟らかい穂先がペコペコ、ペコペコお辞儀をしています。
「うーん、ゴンちゃん、勘弁してくれよ~、打ち返し面倒やん、わしはイケチャンやないねんから、ぶち込んで釣れるまで放っておきたいねん。。。」
1人でぶつぶつ言いながら、しぶしぶ次発装填の準備をしていますと、ペコペコの振幅がだんだんと大きくなってきました。
「舞い込め、そのまま舞い込め、コロに変われ~~」
眉間にシワを寄せながら強く念じると…
ぐぃーん、チャリチャリーン!
長い巨投の先半分が垂直に突き刺さっていきます!
ぬおーーー、キタコレ~~!
竿受けから石突を抜いて、思いっきり真上にアワセをぶち込みます。
まあ、トドメみたいなもんです。
間違いなくフッキングしてる舞い込み方でした。
ぐんぐんぐんぐんんんんっ!
昨日のヘダイとはパワーが違います。
きゅきゅきゅきゅきゅーーー!
真下での鋭い突っ込みに、ガチガチに締め上げたドラグが滑ります。
MAX5㎏のドラグは、スピニングリールと違って確実に作動します。
えーい、手乗りシーラインはこの辺が限界か~。
大したコロじゃないのは重量感でわかるのですが、何しろライトなリールですから往生します。
竿の方はまだまだ余裕ですが、とにかく長くて軟らかいので、いったい何が釣れたんだというほどぶち曲がっています。
うーん、おもろいw
BBさんが、堤防用にと私が持参した6.3mの玉網を伸ばしてくれます。
そこで2回目の突っ込み!
きゅきゅきゅきゅきゅー!
せっかく浮かしたのに、また潜られちゃいました。
BB兄「え? どこや、どこ行った?」
じゃこ「すんません、竿、軟らかいもんで、暴れ放題にやられてます(笑)」
BB兄「おー、浮いた浮いた、しかし、このタモも軟らかいなあ。」
じゃこ「入りました?」
BB兄「OK、入ったけど、軟らかすぎて挙げにくい。。。」
どさっ、びちびち♪
50㎝ほどのコロちゃん(/・ω・)/
苦節12連敗の後、やっと釣ることができますた♪
BBさんが「おー、ついにやったなあー」とガッチリ握手してくれました。
「あざーすっ」
うーん、コロPB脱出ぢゃっ(^◇^)
釣れたコロちゃんをストリンガーに掛けたりしていると、何やら人影が。
投げ師の方だそうで、一緒にやらしてほしいとのこと。
ご希望のポイントがあるそうで、私とBBさんの間を広げて、そこに入っていただきました。
投げ竿にマムシで全遊動天秤+ドラグフリーという、コロタマーンズからすると珍しい兵装です。
この方と、ちょっとだけ話して、今宵はまだまだ来そうなので、再度気合を入れなおします。
と、間に投げ師の方が入って見通しが悪くなったにもかかわらず、BBさんのロングビームが、再び遠目でもわかる高速発射!
カランコローン!
鬼太郎の下駄みたいなクマよけ鈴が鳴り響き、「来たぞー」というBBさんの叫び声が霞んだ秋の空気を切り裂きます!
うっしゃっ
タモをひっつかんで走ります。
駆け寄ってタモを下ろし、上を見上げるとロングビームがバシバシ叩かれています。
前の方に視線を転じれば、ラインは左右に走りまくり!
じゃこ「えらい元気ですねえ、タマミと違いますか?」
BB兄「そうかもしれんな。おおお、走る走る!」
潮が引いてかなり浅いせいか、ずいぶん沖でばちゃっと浮きましたが、浮いてからもまだ走っています。
じゃこ「わーお、めちゃ元気、ありゃタマミですよ。寄せて寄せて、ほら、やっぱタマミ。えーっと、でもこれ抜けますわ。」
BB兄「抜ける?よっしゃ、抜くわ!」
どさっ、びちびちっ!
妖しく金色に輝く元気者くん(雄でした)は、さっきのコロダイとほぼ同寸♪
今年は、タマミはほんとに豊作ですねっ!
なんかまだまだ釣れそうな気がしてきたので、一応、干底から上げ鼻くらまで釣ろうかということになり、割とこまめに打ち返しますがその後は続かず。
隣の投げ師の方と少し話します。
なんだか鈎の話になって、仕掛けを見せていただくと、えらい小さな鈎をお使いで、正統派投げ釣りだなあと関心。
でも、コロタマクエ系はご存知のとおりデカバリ&デカエサ上等で、敵の泳力でもってフッキングさせるので(ぶっ飛ばしやズボの場合)、ハリもデカい方が外れにくいので好まれています。
「どんな鈎使ってるか見せてもらえます?」とおっしゃるので、こそーりちらーりとお見せしますと「わー、大きいですねー。」
でも、確かに虫エサは刺せないなあ、ぼくらのハリには…
その投げ師の方はドラグフリー&万一のための尻手ロープで、ぶっ飛ばさない仕様でしたから、ゴンズイ程度のアタリでもジジッとなります。
あの伊勢ノ海海老蔵師匠みたいやなあ。。。
と思っていると、そのジジッの竿を股に挟んで苦しげに呻いておられます。。。
ん?
このヒトは海老さんと一緒やなあ、竿を股に挟んで悦んではるわい…
そーっと視線を上にあげると…
なんと、硬い投げ竿が満月であります!
よっしゃ、タモ入れるわっ!
速攻で630の如意棒を海面までスルスルっと下ろして寄るのを待ちます。
が、敵もさるもの、相当激しく抵抗しているようで、なかなか寄ってきません。
そして、ラインの角度からほぼ真下まで来たなと判断して、見当をつけたあたりをライトで照らすと、あの赤い目がギラリと光りました。
間違いない、コロ、しかもさっき私が釣ったのより一回りはデカそうです。
じゃこ「コロや、浮いたでっ」
あああああっ
うわー、外れた!
うーん、残念、最後の反転&突っ込みで鈎ハズレ。。。
居食いの難しいところで、フッキングが甘かったようです。
かくいうワテクシも、今季の連敗中に2度、完全にコロを掛けたにもかかわらずフックアウトでやられているのです。
いずれも、ズボで真下から沖へ走られ、合わせる間もなくパランと外れました。
ぶっ飛ばしだと必ずフッキングするのですが、軟竿のズボやドラグフリーだと掛かりが浅いことがあるようです。
タマミだと臆病だから全力疾走するので、一発フッキングでまず外れないですが(切られることはあっても)、コロは難しい。
え?
よー釣らんから言い訳長いって?
すんまそ<(_ _)>
ちうわけで、思い付きの釣りの方が成績が良いのか、はたまた一昨日のヘダイで悪霊が退散してくれたのか、昨夜は珍しく大漁、コロとタマの揃い踏みとなったのでした♪
うひょっ、やっと釣れた(^O^)/
うーん、もう1回、デカいの狙いに行きたいねーーー♪
d====( ̄∇ ̄*)bイエーイd(* ̄∇ ̄)====b