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Channel: コロタマ エクスプレス! 黒い海からブリあげろ!!
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いそかぜの誘惑♪ オールドダイワの大衆投げ竿

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全国1000万のぽんこち投げ竿収集家のみなさま、こんばんみ!
 
ジョコビッチは負けちゃいましたが、じゃこびっちはテネシーハニーを舐めながらのん気にぽんこちブログ書きです。
ネタがあるって幸せですね~w
 
 
ほな、久しぶりにYOUTUBE、いってみまひょか!
 
 
 
 
いやー、この頃のオリビアは「青春」って感じでさわやかでした。
この後「フィジカル」でなんか路線が変わっちゃいましたね。
自他ともに認める「清純派」のワテクシは、この頃の彼女が好きだなー♪
 
 
えーっと、何の話でしたっけ???
 
 
 
 
OH~!
 
いそかぜっ!
 
「そよかぜ」と「いそかぜ」を掛けてみたわけやねー、これが。
 
 
 
 
 
あ、イダイダしてます?
 
すんまへん<(_ _)>
 
すぐに進みますよってに<(_ _)><(_ _)>
 
 
イメージ 1
 
はい、これがダイワのいそかぜシリーズですねん。
 
こないだ、しんさんがアップしてくださった記事に出てきたヤツですよーん♪
 
 
 
 
 
たまたま、出発前に大量仕入れしていたグラスロッドの束のなかにありますた。
今回の帰国中には整理しきれなかったんですが、ごみが増えただけのようです。。。orz
 
なんせ20本で1円。。。
 
 
でまあ、そのいそかぜですが、カタログでは先調子とありますが、すでに腰抜け、もはや屍。。。
 
 
イメージ 2
 
 
まずは右手のブルーの360です。
 
金属ジョイントですねん。
重いよw
 
ほんとに25号乗せてもいいの?ってくらいの軟らかさです。
 
 
イメージ 3
 
 
ガイドのショックリングをブランクの色目に合わせてあるのがオサレ。
 
折りたたみなしの5点ガイド、パイプシート仕様です。
 
後の洗練された投げ竿と比べて、過剰とも思えるヘビースペックな装備ですね。
竿以外はすこぶる頑丈(笑)
 
 
イメージ 4
 
 
使い込まれたウッドグリップに装着された石突も、クジラとだって戦えそう。
 
子どもの頃、これってナニに刺すんだろーと思ってました。
 
砂に刺したって、竿、立たないもんねー。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
はーい、左側の短いのは「300B」です。
 
 
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シールですw
 
Bってなんじゃ?
軟らかめってことはわかりますが。。。
何の略?
 
やっぱAの後でCの前の、あのBなのかあ!?
 
それは、禁断の、うひょひょ~(≧▽≦)
 
 
イメージ 6
 
 
軟調子の3mでもパイプシートです。
 
グリップエンドからシートまではとてーも短い。
 
少年向けなのですね。
 
小学生時代、背伸びして買ってもらった390よりも、360とか330の方がよく飛んだ覚えがあります。
あの頃のグラス竿は重かったしねー。
 
やはり、子どもには危険なのか、石突は装着されておりまへん。
穏健なダイワ(笑)
 
この個体は、未使用かもしんないと思うくらいキレイです。
誰か要ります?
 
 
ふつーの投げ釣りのときに、こんな竿にそれこそパンチでもつけて捨て竿にしとくと、え~オカズが釣れまっせ(笑)
 
 
 
あ、竿はこれでおしまい。
 
あと、スポーツ兄弟の画像がちょっとありますので、もうしばらく更新は続きます(/・ω・)/
 
ほなまた~♪
 
 
 

スピニング夜話その41 …われらスポーツ3兄弟♪

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夜でもないのに夜話とはこれいかに???
 
あんまーり細かいコトを気にしてはいけまてん(笑)
 
 
さて、しんさんの力作連打に刺激を受けまして、一時帰国の際に撮ってきた画像がもう少しあります。
今回はこの記事に食いついてみまするw
 
 
 
しばらくはダイワで遊びましょうねー♪
 
 
 
 
 
タイトルのとおり、スポーツ5000の兄弟たちですが、すでに初代スポーツ5000や3代目というか4代目といえるかもしれないスポーツNo.2 も登場させてしまっています。
 
 
 
 
 
 
 
ですが、今回はしんさんの記事にインスパイアされましたので、また違った視点も含めて、ほぼ同型の前期3機種を並べてみました♪
 
 
 
イメージ 1
 
 
左から、マッハ450、スポーツ5000、GX-2 6000です。
 
あ、のっけから何なんですが、しんさんのパンチの記事にマッハのカタログも載ってるんですが…
 
 
 
72年の1年限りで5機種とあります。
しかし、上の写真にある「450」こそ主軸機種だったと思うのです。
でも、カタログにない???
5機種構成???
1年限りの短命ということになると、450は???
謎だらけになっております、じゃこびっち(泣)
助けてくりーーー (>o<)
 
 
イメージ 5
 
 
あ、そうそう、最初の画像、ちょっとGX-2 は整備中に放置していたものです(笑)
われながらえ~加減www
ベールスプリングが阿呆なんですよ。
この時代の弱点ですね。
 
まー、とにかくご覧のとおり、ほぼ同型機。
初代の5000のみ、しんさんご指摘のように脚部、うーん太ももかな?、の形状が異なります。
「稲村ボディ」(^o^)
 
しかしですね、前回見ましたように、パンチ、スポーツといったダイワのノルマンディ上陸作戦級の反攻作戦の主役たちは、稲村のリールに看板だけを架け替えたというものではありません。
 
確かに、稲村技術陣を迎えて充実した気配は各所にありますが、基本的に新設計であり、「93と5000」の記事にもありますように、後のダイワの大半のリールに継承されるような基本技術が軒並み搭載されていたのであります。
 
 
イメージ 2
 
 
以前の記事には、メインギアを外した画像を載せていましたが、こんなクランク機構になってます。
パンチと同じタイプでしょ。
 
この機構は、この後、投げ釣りを主眼にした廉価版のリールの大半に採用され続けますし、他社もそっくりな機構をよく使っています。
 
以前の記事の方をご覧いただければ、このメインギア(ドライブギア)の下に収まっている強力なストッパーがご確認いただけます。
これはほんとに信頼性が高いと思います。
まあ、バネが弱るとアカンのですケド。。。
 
 
このスポーツ兄弟が、投げの名機だったことがよくわかるのは、スプールだと思います。
 
 
イメージ 3
 
 
3兄弟ともにスプールに互換性があります。
この辺りも、現在まで継承されているダイワの強みですね。
 
 
イメージ 4
 
 
誰一人うらやましいとは思わないはずですが(笑)、スプールケースまで持ってるのがワテクシの自慢でつ!
 
自慢すればするほどアフォに見えてしまうというこの悲しさ…(泣)
 
 
当初から片ツバ式のエコノマイザーが付属していました。
ただし、この時代にはまだアジャスタブル・ラインローラーは開発されていませんから、ラインローラーの高さを変えなくても、片ツバで20㎜程度まで狭くされたストロークの中に難なく道糸を巻き込めてしまっていたことがわかります。。。(- -;)
 
この方式は、巻き崩れを逆利用した密巻きとみることができるかと思います。
なぜ、せっかくのストロークや綾巻き角度を捨ててまで、ショートストローク&密巻きにしたのか…。
当時としてはある種の「究極の選択」だったのかもしれません。
 
 
 
個人的には、完全平行巻きを使うまでは(ワテクシの場合、初の平行巻きはダイワのプロキャスターGS8000でした)、凸型の下巻きで綾巻き角度を生かすロングストロークを愛用していました。
 
しかし、サーフ93を買ってもらうまでの主力機だったスポーツラインST5000にはアジャスタブル・ラインローラーシステムが搭載されていて、片ツバエコノマイザーにナイロン3号と、エコノマイザーなし凸型下巻きにナイロン4号の2つのスプールを使いわけていました。
 
その場合は、じつはショートストロークの片ツバの方がトラブルは少なかった印象があります。
ただ、どうしても、力糸がパーマしやすいのは、ストロークの短い片ツバ入りの方ではありました。
 
 
 
 
最近、投げ専リールにもショートストロークモデルが出てきたと聞きます。
実釣における飛距離には大差は出ないと思うので、細糸の場合はショートストロークの取り回しのよさは魅力的だと思うのです。
 
ただ、磯投げみたいに極太ラインを使う場合は、どうしてもある程度ストロークがあった方が、トラブルが少なくなります。(ブワっとパーマが減る:ナイロン系ラインやリーダーの場合)
ワテクシがミリオンやトーナメント磯の遠投系を未だに手放せないのは、太糸でも投げていきたいポイントが南紀にはどうしても多いからであり、PEには太いナイロンのリーダーを結ぶことが多いからなのであります。
 
 
うっわっ、書きすぎですね、こりゃもうマニアックすぎて、我ながらきしょい(笑)
 
 
 
 
 
 
 
しかし、マニアックついでに、さらにヒドいお話を一つ(笑)
 
じつは、スポーツ、GX、マッハと続いた初代シリーズの後を受けて登場した伝説の名機、スポーツNo.2 のことなんです。
 
 
 
しんさんの記事で気づかれましたか?
 
 
 
この機種は、オシュレート機構をクランク式からリダクション式に変更しているのです。
おまけに、片ツバエコノマイザーを捨て、カセット式の浅溝スプールを採用しています。
 
そうなんです、ダイワはスポーツNo.2 で、投げ専リールの路線を変更しているのですね。
そして、またその後まもなく片ツバ&ショートストロークに戻します。
 
 
 
 
こうした試行錯誤による経験の蓄積が、リョービ&シマノの平行巻き登場の際、ダイワに「保守派」として正弦波式で対抗するという選択をさせたのだと思います。
より保守的だったのが、当初から頑なにロングストローク路線で圧倒的なシェアを誇っていたオリムピック。
結局、オリムは最初に戦列を離れることになってしまいましたね。。。
 
 
 
 
 
あーあ、字ばっかだよ(泣)
 
最後に、60年代後半のダイワ中大型スピニング集合!
 
 
イメージ 6
 
 
手前の緑色っぽい巨艦はミリオンマックス6500です♪
 
スプリンターはしんさんに敬意を表して、オマケ (^o^)
 
 
 
 
 
そしてそして、ダイワは現在、S字カムを使ったリダクション式を、ロングストロークの投げ専以外のほとんどのスピニングに搭載しているみたいですね。
原点回帰というわけではないのでしょうけれど、「機械」に対する思想のようなものが現れているような気がします。
 
そうは言っても、ジュラルミンギアとか多くのボールベアリングとか、それらを守るための妙な防水装置とか、ぜいたくな高額誘導モデルばっか出すところに、台所事情が見え隠れしています。
 
ワテクシなら、定価2万円以下で、メタルボディ、S字カム減速機構、ベアリングレスラインローラー、ストローク30㎜弱、スプール径65㎜程度、自重700gちょいで、ドラグ耐力15㎏級のリアル・ミリオンマックス「限定復刻盤」を出すけどなあー。
 
トヨタのランクル70みたいな、古くならない実用一点張りのオトナの玩具w
だって、まだ外国じゃミリオン兄弟売ってるぢゃんw
右手でゴリ巻きできて、おっきな身餌をどっぽん、どっぽん放り込めるタフなヤツ。
 
 
 
 
…それとも…
 
シーラインの400番台くらいのを、今のHのラインナップに加えてくだされー、おねげーしますだ、ダイワ精工さまさまー<(_ _)>
 
 

Unlock your roller ♪

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けっこう頻繁に更新するね、じゃこびっちw
 
なんか、ゲストブックでマニアックなお話に突入していましてね。
古いラインローラーのないリールでPEを使えるかって話なんですが、みなさん、どー思われますか?
 
海水に浸かったPEは糸鋸みたいなもんだから、クロームメッキした程度のベールアームは、繰り返し摩擦するうちに切断されちゃう???
 
ワテクシたちコロタマーンは5号から人によっては10号以上という、ちょっと太めのPEを使いますが、根掛かりして仕掛けを切るときでも、下手したら指を何本か落としかねませんからね。
危ないねー、PEライン。
 
そりはともかく、ローラーなしって場合をこうやって想像すると、やっぱスピニングリールにはラインローラーが要るんだなーって思います。。。
 
 
イメージ 1
 
 
とはいえ、ちゃあんと回るようにメンテしておけば、こんなクロムメッキのローラーでじゅうぶんだと思います。
 
ここは、道糸に着いた水滴を絞り取るような作用があるため、どうしても海水がローラーの回転軸まで浸みてしまいますからね。
ほっといたらすぐ固着しちゃう。
 
最近のリールはここにボールベアリングを入れてますが、いらねーよーと思いますw
部品点数が増えれば固着もしやすくなるだけやのに。。。
ここは、ちゃんと回ればそれでいいんです。
 
 
何もかも日本に置いてきてるので、外付けHDに残ってる画像しかないんですが、今はなき大森製作所のリールは、このローラーの軸部に樹脂のスリーブを入れてたのは有名です。
 
 
イメージ 2
 
 
本題とは関係ないけど、ベールスプリングは円筒に入ったコイルでっせ、どうです、この丁寧なつくり、ほれぼれします。
ま、そのぶん重いんだけど(笑)
 
 
それでですね、もちろんボールベアリングの方がハイコストだとは思うんですが、ここは海水をびちゃびちゃ浴びまっさかいね。
 
樹脂ベアリングの特徴をメーカーさんのカタログで見てみてくだされ。
 
 
 
PDF見れない方、ごめんなさい<(_ _)>
どっかからダウンロードしてくださいませ♪
 
ボールベアリングが使えない「水中」でも使えるって長所が書いてあるでしょw
 
いやー、大森さん、さすがです<(_ _)>
 
安くて、メンテしやすくて、機能的に差が小さいなら、それにこしたこたあないですわなー(^O^)
 
 
 
 
 
 
とにかくです。
何十mもの糸と、その先についたオモリ、さらにサカナとゴミとかが掛かって、それに水圧までかかるわけですが、それを(トップガイドと)このベールアームで90度方向を変えてやるわけで、どえらい摩擦が生じてしまいます。
 
そうするってえとですね。ベールよりも先、つまり仕掛け側にヨリがかかっちゃうわけですわ。
 
 
 
イメージ 3
 
(写真はビレイヤー(確保者)の手元を写したもので、本文の状況を描写したものではありまへん。こんな写真しか手元にないのでつ<(_ _)>)
 
 
ワテクシ、高所恐怖症のくせにクライミングもやるんですが(以前、尻手ロープ用のマニアックなカラビナのお話をしましたっけw)、ビレイ(登攀者を仲間がロープを使って確保すること)をするときに、こんなことがあります。
 
登攀者の頭上にアンカーをとって、登攀者の命綱を、プーリー(滑車)を介してパートナーが下で持って確保するんですが、まあなんかの都合で、途中にカラビナでも介してロープの角度を変えたりすると、そこから先のロープのヨレ方のひどいコトw
 
つまり、プーリー(回転する滑車)はラインローラーですわ。
回転しないカラビナは、ラインローラーのないベールね。
 
 
 
 
 
お話は釣りに戻って、リールに滑車役のラインローラーがないとして、長いナイロンの先糸や力糸でもつけてたくらいにゃあ、ぶわぶわに撚れて、そりゃあもうくるくる、クルクルたーいへんったりゃありゃしないw
 
ただ、PEはヨレてもトラブルになりにくいし(限度がおます)、逆に、ちゃんと回転するローラーさえあれば、古いリールだからPEが使えないってことではぜーんぜんありません。
 
むしろ、ナイロン糸よりもPEの方がライントラブルは少なくて、しかも平行巻き機構を持ってないリールでも、どばっとラインが出てジャングルファイヤーっみたいなことが起こりにくいので、とても具合がいいと思います。
(余談ですが、綾巻き角度の大きなリール、たとえばプロキャスター7000などは、PEとの相性抜群です。)
 
じゃこびっちは、古い大森のマイコン、オリムのサーフ93、ワイド808、ダイワのプロキャスター7000など、いずれも30年以上前のリールに、太いの細いのいろんなPEを巻いて使っていますが、トラブルは皆無に近いです。
むしろ、トラブルはロングストローク…、まあいいや、それはやめときまひょ(笑)
 
 
 
 
 
ただ、そうは言っても、さすがに回転するラインローラーがないリールとなると、ベールと道糸の摩擦は半端ではないので、先糸が撚れる云々より、100mも投げて巻いたら煙出るんちゃうかなあ。。。
 
てか、熱に弱いからラインが切れますねー、たぶん。
 
 
なんかでベールをコーティングする?
ベールアームだけ取り換える?
ローションぶっかける?
 
 
 
 
 
 
 
うーん、うーん
 
 
 
 
 
 
 
 
Sorry, I have no idea.  il||li _| ̄|○ il||l
 
 
 
ま、案ずるより産むが易しってこともあるかもしれんし、まずはお試しくださいませっ (ちょー無責任w)
 

サカナの気持ちは♪ (閲読注意)

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いやー、ワテクシほどこまめにブログを書くコロタマーンはいないねーw
 
え、コロタマ釣ってないって?
 
だって、いないんだから釣れないっしょ~(泣)
 
 
 
 
現在、釣りができない環境なのでネタがないわけですが、日ごろ考えてたことなんかをちょっと書いてみて、みなさまのご教示やご意見を乞うということには、ブログは使えるなーと、ま、気づいたわけです。
 
残念ながら、ワテクシの文章力に問題があって、先日の「食い込み談義」なんかは、知りたかったことはなーんにもわからんかったんですが、まあ懲りずにやってみるべえと(笑)
 
今回も、一部の釣り師の方にとっては神経を逆なでされるような感触を与えてしまうかもしれませんので、「常識」を疑ってかかることにネガティブな方は、ここでお帰りいただく方がいいかもしれません 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、じゃこびっちがどーしても納得いかないことの一つに、「なんでサカナの気持ちがわかるねん」ということがあります。
 
これは、じつは釣りのスタイルというか、趣向と大いに関係します。
というのも、親しくさせていただいてるみなさんはよくご存知ですが、ワテクシは極端な一発屋なんですね。
1か0か、という釣りが好きなんです。
たくさん釣ることにはまったく関心がなくて(料理が面倒だし…)、たまにやるハゲ釣りでも、ほとんどマダイなどの「デカけりゃ何でも」狙いで、ハゲ仕掛けはいつも1本だけ、しかも放置(笑)
伊勢ノ海海老蔵先生とたまーにいく川キスも、放置のみで、家族5人の倍数になったら、「何でも」な大鈎仕掛けだけにしてしまいます。
 
 
約9割は、タマミとかクエとかコロダイとか、実在すら疑われるようなサカナばっか狙ってるわけでして、そーゆー極端な趣向の人間から見ると、「ほんまかいな」と思えるコトが、釣りの世界には多いのです。
 
 
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今回の疑問は、ずばり「海況」です。
 
 
釣り人の間でよくいわれることに、「〇潮がいい」「満潮前後がいい」「潮が動かんからあかん」「月夜はあかん」「濁ったらあかん」「波気がある方がいい」などなど、サカナと私たちをとりまく自然の状況と釣果との相関関係があります。
 
もちろん、たとえば大阪湾と近郊の漁師さんたちは、月夜はある種の魚たちは獲れないから出ない、てなことがあると以前NHKラジオの市場便りで言うてました。
 
 
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だけど、ほとんどの場合、とくにじゃこみたいな1匹釣れたら満足ってな阿呆にとっては、そうした海況と釣果の相関なんてほぼ無意味です。
 
そもそも、そんな言説の大半は、証明しようがありません。
サカナの気持ちなんかわからんもん(笑)
 
潮汐も、海流も、月光も、表層の濁りも、波も、人間が陸の上にいて感知できるものでしかありませんし、その尺度だって人間の脳ミソの中で考えられたものでしかありません。
 
サカナの脳ミソは人間の何分の一か知りませんが、陸上とはぜんぜん違う海の中で、ぜんぜん違う感覚で生きているはずですから、人間の知覚できる条件に食欲や摂餌行動が左右されるかどうかなんて、わかりっこありません。
もしかしたら、人間にはまったく感じとれない何か別の条件で、食欲が左右されてるかもしれないじゃないですか。
 
唯一、科学的に判定する方法として、統計があると言われるかも知れませんが、われら一発屋にとって、統計ほど無意味なものはありません。
たまたまでかいのが一匹泳いできて、ガツンと食ってくれさえすれば、それでいいのです。
 
となると、であります。
ほんとに相関がある条件を知りたいわけです。
もっとわかりやすくいえば、「こんなときはぜったいに釣れない」という日があるなら、その日はポンコツリールでもバラシてりゃいいわけです。
 
もうお分かりでしょうけれど、逆に「ぜったい釣れる日」がもしあったとしても、一発屋はそんな日には釣りには行きません(爆)
 
 
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すごく素朴な考え方としては、サカナを擬人化してしまうというのがありますよね。
サカナに人の気持ちがわかるような気がしてくる(笑)
 
だけど、サカナは陸上の人間に会うたことないわけで、地上の世界のことなんか、なーんにも知りません
脳ミソ小さいし(笑)
 
とすると、逆もまた真なりで、私たちもサカナの世界のことは簡単にはわかんないわけです。
それなのに、こっちの物差しで、あっちの都合を計ろうってのは釣り師の思い上がりというか、考え過ぎではないんですかねー???
 
 
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コロタマ系に関していえば、濁ってても、満潮でも、干潮でも、上げでも、下げでも、月夜でも、新月でも、ベタなぎでも、回って来さえすれば釣れるみたい(笑)
 
繰り返しますが、上がってようが、下がってようが、そもそもそんなこと、サカナは気にしてないかもしれませんぜ。。。
 
 
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こんな風に書くと、いろーんなことを考えて、計算して、そんなプロセスを大切にしている釣り師の方々は「何を!」と思われるでしょうけれど、ほな、それらの情報は誰に聞いたん、どれだけ信頼性があるん、ということが聞きたいのです。
 
「先輩に聞いた」とか「上手い人が言うてた」とかは、信じるのは自由ですが、ちゃんと根拠がない限り「噂」とか「都市伝説」程度の信頼性しかないと思いません?
 
そもそも、これめっちゃ個人的な意見なんですが、釣りの上手い下手ってぜんぜん関係ないんです、じゃこびっちには。
それを言い出したら、上手いヒトが偉くて、下手なヤツはダメだみたいな序列と勘違いするヒトが出て来るでしょ。
そーゆーのだけはご勘弁<(_ _)>
 
ワテクシの相手はサカナであって、ヒトではないのです。
 
 
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へい、本日のまとめ。
 
「潮とか、月とか、波とか、濁りとかが釣果と相関するっていう言説は、本当なんでっしゃろか?」
 
サカナの気持ちを知りたいってキモチはよーくわかるんですがっ
 
 
 
あ、そーいや、あのヒトはどうしてるんでしょうね、あの「キスの気持ち」社長~(/・ω・)/
ぎっくり腰でへたってるんでっかーーーーー!?
 
おしまい
 

名著その2 『近代釣具開拓の父 植野善雄傳』

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台風接近中でお暇な週末になりそうなミナサーマ、こんばんは!
 
え、こっち夜ですねんw
 
 
さてさて、実は釣りよりもはるかに巨額の投資をしてきた趣味に古書集めってのがあるんですが、釣りの本は極力遠ざけておりました。
火がついたら大変なことになりそうですからねーw
具体的には、1冊あたり500円までと決めています。
(ぽんこち釣り具は1000円まで。でも時々禁を破りますw)
 
ところが、最近、ぽんこち話しか楽しみがなく、しかもお付き合いいただけるお仲間が、みなさん楽しくて、ついつい日本は岐阜の古書店さんから送ってもらいますた!
 
 
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今日届いたところで、ざっと飛ばし読みしただけですが、まあ自分が何にも知らないってことがよくわかりました。
 
ぽんこちネタで盛り上がって遊ぶのは楽しくていいんですが、やはりちょっとは正史を学んでおかなければ、楽しみも深まりませんわねえ。。。
 
とにかく、オリムピックこと植野精工株式会社の創設者である植野さんと、その周辺の人々が、現在、世界最高といっても過言ではない技術力を誇る日本の釣具の開拓者であることがよーくわかります。
 
 
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「OLYMPIC」のロゴがかっこよすぎます。
 
以前、どっかで「オリムピック」という社名は、幻に終わった1940年の東京五輪に向かって話題が盛り上がる中でつけられたのでは、なんて書いてしまいましたが、訂正します。
 
「オリムピック」の社名は、1940年大会が時局に鑑みて中止となったさらにその後、昭和18年に商標登録されたのだそうです。
 
東京五輪開催決定の昭和11年に、第1号フィッシュ・オリンピックリールという日本発の両軸リールを発売したということで、東京五輪の盛り上がり云々というワテクシの推測は当を得ていたといっていいと思うのですが、やはり「オリムピック」を商標として認めてもらうのに、なんと7年もかかったそうです。
さらに、かならず「フィッシュ」を付けること、そう、あのトビウオですね、という条件でようやく登録されたのだそうです。
 
えへへー、面白いでしょw
でも、本編はもっと面白いよ。
でも、著作権がありますからネ。
自分で買って読んでね~
 
 
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目次をご覧にいれましょう!
 
謎のネーミング、すなわちリールの数字に脈絡がないコト、グラス投げ竿に地名がついてるコトへの解答は…
 
 
 
 
 
 
 
なーんもありまへんでした。。。il||li _| ̄|○ il||l
 
 
 
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グラビアも充実しています、在りし日の植野さんの雄姿!
 
左側の写真にある六角竿は、グラス上陸前の一時期、オリムの主力だったそうです。
2色の籐で巻かれたグリップが特徴でした。
うちにも何本かありますねん(笑)
 
そりにしても、見事な石鯛!
竹竿で釣ったらすんごいでしょーね~(≧▽≦)
 
 
 
 
そうそう、名機中の名機93型の開発秘話も挿入されています。
 
ゼロ戦をイメージしたスプールからローターのフォルム、確かに似ていますね!
 
そして、あのお尻から脚線の美は。。。なんと、フォルクスワーゲン・ビートルをモチーフにしたそうです。
 
こんなの読んだら、世の93ファンは悶絶、涙モンですねーw
 
 
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しかし、残念ながら、植野さんは93型の市場投入を見ることなく、昭和29年11月5日、54歳の若さで急逝してしまいます。
 
私たちが知っている釣具界のリーダー、投げ釣りの開拓企業としてのあのオリムピックは、彼の没後の姿だったのでした。
 
 
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植野さんの没後30回忌の年に出版されたこの本、著者の松本國雄さんは、がまかつから出た『釣魚大全書目』など、釣り関係の著作が多いようで、ちょっとまた散財しそうな予感(笑)
 
ちなみに、ちょうどワテクシが投げ釣りに明け暮れていた頃の出版です。
もちろん、当時はそんなこと、ちーっとも知りませんでしたが。。。
 
 
自らを「職人」と呼んだという、われら釣りバカの父、植野さんの素敵なエピソードで、今宵の無駄話を閉めさせていただきまする~w 
 
その最期のお別れを告げる行列のなかに幼い子女の一団があった。
― あッ、サンタクロースのおじさん! ―
という小さな声がもれた。
たしかに生前、彼は毎年、年末になると近所の子供たちの喜びそうなものを買いあつめてきては誰彼となく、それを配分して歩いた。
 
 
 
おしまい

キャスティングに関する技と言説のかい離について!?

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妙な時期に秋雨前線?が居座ってどうにもならないぽんこちファンのみなさま、こんにちわ!
 
はい、タイトルのとおり、またやってしまいました、じゃこびっちw
毒を吐いちゃうのさ~
 
 
 
 
だってね、どうしても納得いかないことがあるんですよ。
これも、最初の「食い込み」と一緒で、コトバと実践がずれていると思われる例です。
誤解のないように書きたいとは思いますが、「食い込み」の真意があんまり伝わらなかった程度の文章力しかないじゃこびっちですので、ちょっとワテクシの話を贔屓目に聞いていただけると幸いでございます。
それに、既存の方法を否定するつもりはなくて、あくまでも「違うやり方でもええやん」と言いたいだけですからネ。
まずは、既成概念をぶっ壊します(笑)
 
 
投げ釣りの入門書などを見ても、「投げ方」については、まあいろいろあってよくわかりません。
ですが、ほとんどの本では、初心者には剣道の「面」を打つみたいなオーバースローが推奨されています。
ところが、「遠投」となると、上級者向けなのでしょうけれど、竿が横から出る投法(スリークォーターというよりはサイドに近い)が紹介さていることがよくありますし、現場でも、あるいはネット上の動画でも、華麗な横投げを決めているものがかなりあります。
 
なかには、真上から見て270度近い「回転」を使う投法をされる方もいらっしゃいます。
海に対して背中を向けるどころではなく、それよりさらに90度くらいひねってから投げるというものです。
 
いわく「回転軸」、いわく「振り幅」、いわく「じょじょに加速」、ほんまかいな!?
 
 
 
 
 
 
 
え、字ばっかで退屈してきた?
すまぬ~<(_ _)>
まずは、いったん釣りを離れて、投擲競技を見てみたいのぢゃ!
 
 
「回転軸(鉛直、つまりコマ回しの軸)」「振り幅」「じょじょに加速」といえば、この競技でしょう。
室伏選手、すいません、勝手に引用させていただきます。
 
 
とーぜんですが、こんなコトは普通の人間にはできっこありません。
ただ、ハンマー投げは確かに鉛直方向に回転軸を置いて遠心力を利用した投法です。
室伏選手は4回転する間に「じょじょに」加速して、リリース時には最高に近い速度にもっていきます。
 
ですが、よくご覧ください。
ハンマー投げは、周囲を高いケージで囲まれています。
フェアゾーンはわずか34.92度の扇の中だけです。
 
よく似た投げ方に、円盤投げがあります。
敷本愛選手、すみません、動画を引用します<(_ _)>
 
 
 
 
これも、いわゆる横回転(鉛直の回転軸)を使っているように見えます。
そして、ケージの中から、34.92度の扇形のフェアゾーンに投げます。
 
ハンマーも円盤も、かなり重いものを投げる方法として編み出された投法で、周知のとおりものすごい筋力が必要です。
この方法で加速を得るためには、自分の身体ごと回転させるという大きな作業を伴います。
そして、加速するためのターンとステップという複雑な技術が要ります。
 
筋力と技術によって起動された横回転を使ってじょじょに加速することで、少しでも遠くへ投げようというのですが、このタイプの投げ方の最大の弱点は、リリースポイントがずれるととんでもない方向へ飛んでいくということであります。
だからケージの中から投げるのです。
 
 
 
 
話を釣りに戻して、横回転で投げること自体は、効率よくオモリに力を乗せる技術があるならば決して「飛ばない」方法ではないと思いますが、それはとても難しく、かつ動作が大きすぎるというのが問題だと思うのです。
4mの竿にさらにオモリをぶらさげて、横回しで振り回して、失敗したらどこへ飛んでいくかわからんというのは、競技ならともかく、釣り場ではちょっとどうなん?と思うわけです。
 
そして、鋭いアナタはもう気づかれたと思いますが、実際に釣り場で華麗な横投げをしておられる名人の方々といっても、ターンして投げてる人はおらず、たいていワンステップで投げてるわけです。
これでは、横回転を使って増速する「うま味」は、どうみても大したことはありません。
 
それなら、暴投のリスクを冒してまで横から竿を出さなくても、初心者同様に「タテ振り」でもええんちゃうんかい、というのがじゃこびちの言いたいコトなのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、投擲には共通するいくつかのセオリーがあります。
その一つは、「パワーポジション」いわゆる「タメ」という身体の使い方です。
ハンマーも円盤も、回転するのは重量物を加速して、最大限に「深いタメ」をつくるためです。
実際、ほぼすべての投擲、打撃において、パワーポジション直後に、急激にヘッドスピードが上昇します。
つまり、リリースポイントが訪れるのです。
最高の初速は、この最大限の「タメ」を開放(リリース)した時に生じます。
 
 
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パワーポジションは、具体的には、右投げならば最後の左脚着地直前のタイミングであります。
上の写真がマックスのパワーポジション。
 
 
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「タテ振り」の投げ方に近い槍投げの「タメ」、解放直前。
ここから、左脚着地→腰→肩→肘→手という風に、順序よく回転していきます。
このときの澱みない力の流れを「パワーフロー」といいます。
投げられる物体の軌道を外周にした円盤が「スイング面」です。
スムースなパワーフローと平面に近いきれいなスイング面が、せっかく「タメ」で生み出した力をなるたけ逃さずに効率よく物体に伝えるためのキーポイントです。
 
 
 
 
さて、結論が近いです。
横投げの場合、このパワーポジションをつくるためのセッティングに「回転(ボディターン)」を使いたいんですが、そりは危ない。
仕方ないからボディターンは使わないとすれば、投げ釣りならオモリだけを回転させるという手がありますが、そりもなかなか危ない。。。
だからといって、横回転方向にオモリを回してるのに、危ないからとスイング面を起こすと、「捩れ」が生じてパワーロスしてしまう。
 
 
 
 
 
ほな、タテ振りやったらどうやねんってことです。
 
こんな動画をお楽しみください。
かの有名なイチロー選手のレーザービーム。
13秒付近で静止してみてください。
 
 
 
 
タテ振りの最大のメリットは、前後の体重移動、すなわち位置エネルギーを効果的に加速に用いることができる点です。
静止していただいた、左脚を着地した付近がパワーポジションのフォームです。
 
前に一歩踏み出すエネルギーで深い「タメ」をつくり、なんと75m先の野手のミットに正確にボールを返球します。
 
 
 
 
そもそも、野球の遠投でサイドスローをする選手がいますか?
キャスティングにおける横投げの最大の弱点は、このフロントステップという一番おいしい加速の武器を、わざわざ左横に流して、無理やり横回転にしてしまう点です。
 
タテ振りの場合は、回転軸は鉛直(コマ回し)ではなく、水平(車のタイヤ)でしょ?
だから、野手のミットに投げ返せるし、槍投げにはケージは不要なんです。
 
横振りの方がタテ振りより飛びそうな気がするのは、結局のところ、この世界ではそうした言説が支配的だからというだけじゃないんですか?
 
 
 
 
 
 
実際、ほんとに強烈にぶん投げる名人たちのスイング面は、みんなかなり立っています。
 
 
 
 
ご存知、草野満さん。
「深く構える必要がない」とおっしゃってます。
「引きずらない」
「一気に加速」
しかも、スイング面はかなり立ってます。
 
そして、左脚の踏み込みの深さ。
つまりパワーポジションの深さが完璧です。
 
 
 
 
 
 
こちらの方も、なんか中国語の動画ですが、菅原さんとありますから日本の方だと思うんですが、完璧なパワーポジションの師範をされてます。
左脚の踏み込みをご覧ください。
これぞ、遠投のパワーポジション。
そして、予備動作こそ深いですが、スイング面はほぼ垂直。
(このことはリリースポイントが高くなるというメリットもあります)
 
*8月19日追記:ぱらのいあさんにご教示いただきました。北海道の菅原隆さま、キャスティングの第一人者の方でした。たいへん失礼いたしました。
 
 
イチロー選手のパワーポジションと比べてみてください。
 
 
 
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偉そうなことばっか言いやがって、オマエハドウナンダと言われそうですが、ワテクシも極度のタテ振りです。
以前、ブログに出したコレしか画像がないですが。。。
 
 
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重い道具を使うのでちょっと上肢の使い方が独自なんですが、それはまたいずれ。
これはダイワのクロスファイアサーフ65号450にナマリ50号で投げてますので、竿が飴みたいに曲がってますが。。。
 
 
左脚の踏み込みというのは、つまり誰でも左脚を前へは踏み出せますが、それを上の写真の時点で「踏みとどめる」筋力が要ります。
各自の筋力に合わせて、この踏み込みの深さは変わるということですね。
 
さっきの菅原さんの踏み込みなんて、竿だけの模範とはいえ野球選手並です。
そこまでステップできなくても、踏み込みから、例の→腰→肩→肘→手そして竿→オモリというパワーフローにロスが少なければ、そこそこは投げられると思います。
 
まあ、横投げみたくかっこよくはないかもしんないですけど。
 
 
 
はー、長かった。。。
じゃこびちはキャスティングの専門家ではないので、(投擲競技には少しだけ造詣があります)、これはまったくの私見ですし、間違ってることもあるかもしれません。
別に、横投げはダメだと言ってるわけでもなくて、ただ、なぜ危険度が高く、しかもロスが多い投げ方が普及してるんだろうという素朴な疑問に過ぎません。
 
 
うっひょひょひょ~、タテ振りでもちゃんと投げられるよーん(≧▽≦)

スピニング夜話その40(前) …ダイワパンチとロディ2000

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俄然、突然、すごーく盛り上がっている全国の弩ぽんこちスピニングコレクター&ユーザーのみなさーま!?
 
えらいこっちゃねえ、あの両軸ぶん投ぎABU姫や、世界的ミリオネアコレクターしんさんの市場参入によって、これまで半絶滅状態だったサーフキャスティング用中~大型古スピニング界が、大変なことになっております。
 
古いダイワのパンチをチラ見せ、つまり姫のパンチラに発情してしまったしんさんが、秘蔵のエロ本を時系列に陳列するという暴挙に出てしまいまして、これまで誰も注目しない故に無価値に等しかった市場価格が突如高騰してしまっているそうです。
 
かーんべんしてくれよーーーーorz
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はい、ちうことで、先日、日本へ逆出張した折に、いくつかのリールや竿を撮影してきました。
これから、ちまちま小出しにして、来年度末の帰国までみなさんに忘れられないようにしたいと思いまふ。
 
と、思ったんですが、こんなのは熱いうちにやんないといけないので、ちょうどスピニング夜話40回記念ということで、馬力をかけた「勝手にコラボ」特集にします~(≧▽≦)
 
 
まず、ダイワのパンチについては、しんさんのブログ「甦れ!釣り少年★ぽんこち投げ釣りに挑戦」の記事で、その歴史を概観してくださいませw
 
 
 
 
 
帰国した折に、そーだな、パンチはロディとは似て非なるものだし、その辺を実物で比較してみるとえーかもなー、と思い立ち、現物を探すも、なんせこの世代のポンコチは未整備のままあちこちに買うたまんま放置しております。
4泊の滞在という限られた時間内に探すのがタイヘン…
 
基本的に、ヒマを見てちょっと整備した際に書くのが「スピニング夜話」ですからねー。
わざわざ探すとなると…とりあえず割とキレイなヤツを2機ハケーン!
なんとか記事が書けます(/・ω・)/
 
 
 
というわけで、まずはこり!
 
 
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初代1001「高速パンチ」、えーのがありますた。
キレイでしょ?
 
 
 
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ボディ左サイドはシールですが、右サイドにはプレスの文字が奢られています。
 
「高速」は、ハイギアで間違いおまへんw
「強力」は、持ってないんどす、かなり珍品です。
あー、また中古価格上がるなあ。。。
 
 
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例の穴あきパンツ。。。ぢゃない、パンチでつ♪
肉抜き軽量化の常套手段。
 
ちなみに、21世紀の45シリーズでは、なんとメインギアまで肉抜き穴を穿っています。
ゴミひっかけたら曲がるという噂のメインシャフトと並ぶ、ある種の究極の選択ですね。
ある性質に特化すると、他の要素は省くしかない。
そして、そこに機能美が生まれる(稀にですが)。
 
 
 
ドラグノブのシールが、これまた珍w
この後、三つ又ノブになりますが、この-型は使いやすいです。
後で比較しますが、ドラグは稲村にはなかった数少ないダイワの美点、ストロングポイントです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はい、もう一機、こましなのがこり。
2代目の4000番もハケーン!
 
 
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うん、ボールベアリングが増えちょるw
 
 
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そのことは、シールにもプリント。
ボールベアリング数でグレードを階層化するという姑息な手段が顕現してくるのは、もちょっと先かな?
でも、その予兆は感じられますね(笑)
 
 
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初代と2代目では、ストッパーノブが違います。
初代のは味がありますね。
 
あと、ご覧のとおり、シルバーの初代に対して、以降のモデルはアイボリーがかったシルバーで、並べてみると違いが引き立ちます。
 
滑り止めのついたリングスクリュー式の折り畳みハンドルは、すぐに固着する難物。
しっかり注油しなくちゃなりません。。。
 
 
 
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穴あきスプールと、専用ケース入り替スプール。
ダイワは、40年前くらいから替スプールを売ってたんですね。
そこは、他のメーカーよりもずっと先んじていたのかもしれません。
 
えへへ、マニアってのはこんな付属物が欲しいんですよーw
あげないよっw
 
 
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ドラグノブに注目してください。
金属のリングがスプールに埋め込まれたワッシャを押すようになっています。
一見、当たり前の仕組みですが、ダイワはこの後、稲村に倣って樹脂一体型のドラグノブを採用し、ドラグを締めるとノブが割れるというアフォなトラブルが乱発します。
ギヤや塗装の耐久性と比べてあまりにもお粗末。
しかし、この時代のドラグノブはコストがかかっています。
オリムの上級機種にも負けない、優れたドラグシステムです。
 
 
さらに、スプール裏側に装備されたクリッカ―にも注目です。
スプール本体から突き出た突起が、ステンの爪を止める位置にあります。
そして、その爪の先っちょだけがスプール軸向きに飛び出している。
そう、こいつのドラグは一方通行なのです。
時計回り、つまりライン放出の方向にしか回らない。
ここにコストをかけてるのにもびっくりです。
 
 
さらに、これは後のスポーツラインやトーナメントにまで受け継がれる、メインシャフトの補強。
極太スプール軸ですね。
もちろん、これもスムースなドラグシステムを支えるアイテムです。
 
うん、この辺を見てると、ダイワ、えーわー、です (^o^)
 
 
 
 
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はいはーい、そして真打登場ですよーw
 
稲村ロディのNo.2000であります。
 
似ちょるかな?
 
えへへー、外見は似てても、中身はどうかな???
 
 
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上で見たドラグシステムを比較すると、どうです?
 
コイルスプリングはよしとしても、こちらは耐久性に不安が感じられるちゃちさ。
しかもシャフト補強なし。
そして、最悪の一体型樹脂形成ドラグノブ。
 
廉価版の2000とはいえ、うーん???という感じがしないでもありません。
パンチは初期ダイワの上級機種だったでしょうから、比較するのは酷かもしれませんが、後編では、敢えてその他の機構も比べながら見てみましょう!
 

スピニング夜話その40(後) …先発稲村の技術、後発ダイワの意地

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いらっしゃいましー!
 
こちらはスピニング夜話その40の「後編」ですので、1本前の「前編」を読んでからお越しいただいた方がわかりやすいと存じます <(_ _)>
 
よろしくお願い申し上げまする~♪
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はい、うひょひょひょひょ~っということで、ロディ2000を見てみましょう!
 
 
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ベールアームがテーパーです。
オリムの93みたいですw
 
ローラーも、支持部やアームもよくできていますが、リターンスプリングは伝統的な円筒入りコイルから、折れやすいバネ式になっています。
ダイワもこちら。
ここは明らかなコストダウンですが、ウエイトダウンというメリットもわずかながらもたらしたかもしれません。
 
 
 
 
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プレスの文字。
リブで補強された脚線美。
 
 
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フリフリ式ストッパーレバーは、真後ろにつきます。
パンチとは異なるレイアウト。
レバーも凝ったデザインです。
 
画像の添付容量の関係で細部を掲載できませんが、ストッパーシステム自体は華奢で褒められたものではありません。
 
 
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メインギヤにねじ込むハンドル。
これは、ダイワの貫通型ハンドル軸に対して、高コストではありますが、ダイレクトな駆動による耐久性と巻き心地は別格です。
 
 
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しかも、左右両用です。
 
大森ほど凝ってはいませんが、2層のねじ山が切ってあります。
細い方は「ふた」の役割をするときのねじ、太い方はメインギヤにねじ込まれるのです。
左に付けるときは逆ねじになります。
 
 
 
稲村は、なんといいますか、常に画竜点睛を欠くというか、ええ線までいってるところもあるけれど、大森のような明確なこだわりは汲み取れません。
 
ここだって、大森はクロスねじ山だし、それがねじ込まれるメインギヤの軸部をわざわざ鉄製にするなど、徹底しています。
 
 
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ロディ2000は、シンプルで整備性もいいのですが、廉価版なりの割り切りはかなり「とほほ」でもあります。
 
ローターを外さなくてもメインシャフトは抜けますが、ローターとボディは永久接合にされていて、ここを分解整備することができません。
つまり、ピニオンギヤが抜けないのです。。。orz
 
ナンボ安物でも、ええんか、こんなんでー!
 
 
 
 
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ユニークなのは、クランク式のそのオシュレートシステム。
 
メインギヤにオフセットされた円溝が彫り込まれ、そこにオシュレートスライダーが噛みつくという方法。
これはシンプルかつ頑丈です。
 
変形Y字型のオシュレーターもすごくユニーク。
しかも、ボディ後端のねじ穴を避ける形状はどうみてもコストかかってます。
見ていても飽きの来ない臓物であります。
 
メインギア外周の背骨みたいな歯は、ストッパーのカムが噛みつくところ。
メインギアを止めるタイプです。
ここもダイワとは違います。(後述)
 
 
 
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一方、パンチの臓物は、ご覧のとおりの安物クランク式。
ロディは完全分解清掃しましたが、こっちは撮影してそのままフタしちゃった(笑)
 
このシステムは、不安定かつ華奢だけど、安くつく。
ロディみたいな凝ったギアつくらなくてもいいですからね。
オシュレーターもシンプル。
スポーツ兄弟もこのシステムです。
 
そして、ハンドル軸がメインギアを貫通する構造。
これだと左右両用化はかんたん。
しかし、メインギアにハンドルがついてるのとは違い、ガタつくし、ダイレクト感に劣ります。
 
ロディがダイワのベースという見方もありますが、駆動系は別物です。
 
 
 
 
一方、複雑ではあるけれど、強度不足の感があるロディのストッパーに対して、ダイワはピニオンと同軸のストッパー受け歯車をごっつい爪と単純な短い梃子で止めるタイプ。
この部分の信頼性ではダイワに軍配が上がります。
おそらく、ストッパーに関しては同世代で最良のシステムだと思います。
 
 
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スプールサイズは一回り違います。
ロディのドラグノブのしゃばさがよくわかると思います。
 
 
 
 
ベールスプリングやドラグノブなど、ロディがコストダウンしていった部分のいくつかをダイワは踏襲しながら、ロディがカネをかけた部分はほとんど引き継いではいません。
 
合理的な割り切り設計と、こだわりと合理化で揺れたどっちつかずなキメラのような設計と…。
すでに勝負がついているこの両者の歩んだ奇跡は、私たちにいろいろな問いを投げかけてくれます。 
 
そして、どちらがよいということではなく、オートマ感覚のトラブルレスかつ高性能な現代スピニングが失ってしまったタフ&シンプルな汎用性の高い道具の美しさを、この時代のリールたちは体現してくれているような気がしますねー(≧▽≦)
 
 
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最後に、型番と値段が同じというのはロディの伝統。
これはダイワがきっちり受け継ぎました。
 
なーんでだろー!?
 
 
 
おっと、しゃべりすぎ(笑)
 
次回は、スポーツ兄弟を現物比較してみましょう!
 

珍竿中の珍竿、タコ釣り専用タコサーフ!?

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ちょっと日本に一時帰国した際に、最近話題になった竿の写真だけ撮ってきました。
てなわけで、連続更新どすえw
 
 
これは、まだ実釣には使ったことないのですが、もしかしたらもう出番もないかもしれず(笑)、まあ触った印象くらいをメモしておきます。
だから、かるーく読み飛ばしていただける短編です(^o^)
 
 
 
 
 
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はい、これですわい。
不等長3本継!?
 
なんぢゃこりは??
 
 
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リールシートは定評があるステンレスのLSシート。
 
 
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6点仕様のガイド、リングはハードガイド系ですが、材質は不明。。。
オーシャンタイプのスタンドです。
スレッドは飾り巻きではなくペンキw
 
「HAMA SURF 400」ってお名前が見えてますねーw
 
どう考えても重複表現(笑)
 
細かいことにはこだわらないメーカーさんのようですwww
 
 
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口金なし、先径はなんと5.5mm!?
 
 
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竿尻の処理も最低限…
 
継の上部には滑り止め加工。
抜けなくなるんだなー、たぶん(笑)
 
 
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高品質を期待してはいけません(笑)
 
 
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1番、2番のエンドは摩訶不思議な加工によって閉じられています。
 
破れそうなので強く押すのははばかられます。。。
 
 
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クリア塗装のみで、テープをはがした後がくっきり。
 
ふむふむ、まったく最低限の装飾。
かつてのNFTのような、虚飾を廃した戦闘的なロッドなのかあ!?
 
 
 
 
 
 
いやいや、このハマサーフくんは、世界中に展開するTICAの日本支社TICA JAPANが、静岡のイノマタ釣具店の特注に応じたもので、タコ釣り専用ロッドだそうです。
 
先径5.5mm、錘負荷40号、カーボン含有率44%という数値に魅かれて中古品を安く入手したものの、コロタマに使うには・・・
 
グラスファイバーの量が少なく、かといってカーボンの反発も低いという、なかなか救いのないマテリアル。
 
調子は、胴調子というより「元調子」で、リールシート辺りでもべろんべろんと曲がります。
ちょっと、でかいのと渡り合うには不安です。
 
思い切り振って遠投するにも、胴がない(笑)ので、なかなかシャープにはいかんでしょうね。
 
タマミや遠投はともかくとしても、こんなんで岩に貼りつくタコを引っこ抜けるんかと、ちと不安になります。
 
 
 
 
 
触っていて思ったのですが、これはもしかしたら、工業用のカーボンロッド(サオ)なのかもしれません。
 
あるいは、廃番になった格安の420の先を20㎝詰めたのか。。。
 
まあ、いずれにしても、変わった調子です。
 
 
 
 
 
またしても憎まれ口を叩いてしまいましたが、記事を書くにあたってTICA JAPANのHPを見ると、以前あったバットがローライダーのかっこいいティカサーフや、短めの本格派並継ドルフィンサーフは姿を消し、投げ竿の販売は終わってしまっていました。
 
法外に高価なうえに、使用法や釣り方までユーザーに押しつけてくる大メーカーより、よっぽど親近感を感じていただけに、残念で仕方がありません。
(海外のTICAは、よさげなサーフロッドをいっぱい売ってますヨ)
 
 
 
 
 
 
 
TICAは、割と小回りが利くのか、このハマちゃんみたいにローカルな専用ロッドを受注してるみたいなので、ブッコロスペシャルとか、両軸専用棒サーフとかつくってくれへんかなー。
 
既存の投げ釣りに飽き足らない変態連合かなんかで申し入れてみますかっ(笑)
 
 

いそかぜの誘惑♪ オールドダイワの大衆投げ竿

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全国1000万のぽんこち投げ竿収集家のみなさま、こんばんみ!
 
ジョコビッチは負けちゃいましたが、じゃこびっちはテネシーハニーを舐めながらのん気にぽんこちブログ書きです。
ネタがあるって幸せですね~w
 
 
ほな、久しぶりにYOUTUBE、いってみまひょか!
 
 
 
 
いやー、この頃のオリビアは「青春」って感じでさわやかでした。
この後「フィジカル」でなんか路線が変わっちゃいましたね。
自他ともに認める「清純派」のワテクシは、この頃の彼女が好きだなー♪
 
 
えーっと、何の話でしたっけ???
 
 
 
 
OH~!
 
いそかぜっ!
 
「そよかぜ」と「いそかぜ」を掛けてみたわけやねー、これが。
 
 
 
 
 
あ、イダイダしてます?
 
すんまへん<(_ _)>
 
すぐに進みますよってに<(_ _)><(_ _)>
 
 
イメージ 1
 
はい、これがダイワのいそかぜシリーズですねん。
 
こないだ、しんさんがアップしてくださった記事に出てきたヤツですよーん♪
 
 
 
 
 
たまたま、出発前に大量仕入れしていたグラスロッドの束のなかにありますた。
今回の帰国中には整理しきれなかったんですが、ごみが増えただけのようです。。。orz
 
なんせ20本で1円。。。
 
 
でまあ、そのいそかぜですが、カタログでは先調子とありますが、すでに腰抜け、もはや屍。。。
 
 
イメージ 2
 
 
まずは右手のブルーの360です。
 
金属ジョイントですねん。
重いよw
 
ほんとに25号乗せてもいいの?ってくらいの軟らかさです。
 
 
イメージ 3
 
 
ガイドのショックリングをブランクの色目に合わせてあるのがオサレ。
 
折りたたみなしの5点ガイド、パイプシート仕様です。
 
後の洗練された投げ竿と比べて、過剰とも思えるヘビースペックな装備ですね。
竿以外はすこぶる頑丈(笑)
 
 
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使い込まれたウッドグリップに装着された石突も、クジラとだって戦えそう。
 
子どもの頃、これってナニに刺すんだろーと思ってました。
 
砂に刺したって、竿、立たないもんねー。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
はーい、左側の短いのは「300B」です。
 
 
イメージ 5
 
 
 
シールですw
 
Bってなんじゃ?
軟らかめってことはわかりますが。。。
何の略?
 
やっぱAの後でCの前の、あのBなのかあ!?
 
それは、禁断の、うひょひょ~(≧▽≦)
 
 
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軟調子の3mでもパイプシートです。
 
グリップエンドからシートまではとてーも短い。
 
少年向けなのですね。
 
小学生時代、背伸びして買ってもらった390よりも、360とか330の方がよく飛んだ覚えがあります。
あの頃のグラス竿は重かったしねー。
 
やはり、子どもには危険なのか、石突は装着されておりまへん。
穏健なダイワ(笑)
 
この個体は、未使用かもしんないと思うくらいキレイです。
誰か要ります?
 
 
ふつーの投げ釣りのときに、こんな竿にそれこそパンチでもつけて捨て竿にしとくと、え~オカズが釣れまっせ(笑)
 
 
 
あ、竿はこれでおしまい。
 
あと、スポーツ兄弟の画像がちょっとありますので、もうしばらく更新は続きます(/・ω・)/
 
ほなまた~♪
 
 
 

スピニング夜話その41 …われらスポーツ3兄弟♪

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夜でもないのに夜話とはこれいかに???
 
あんまーり細かいコトを気にしてはいけまてん(笑)
 
 
さて、しんさんの力作連打に刺激を受けまして、一時帰国の際に撮ってきた画像がもう少しあります。
今回はこの記事に食いついてみまするw
 
 
 
しばらくはダイワで遊びましょうねー♪
 
 
 
 
 
タイトルのとおり、スポーツ5000の兄弟たちですが、すでに初代スポーツ5000や3代目というか4代目といえるかもしれないスポーツNo.2 も登場させてしまっています。
 
 
 
 
 
 
 
ですが、今回はしんさんの記事にインスパイアされましたので、また違った視点も含めて、ほぼ同型の前期3機種を並べてみました♪
 
 
 
イメージ 1
 
 
左から、マッハ450、スポーツ5000、GX-2 6000です。
 
あ、のっけから何なんですが、しんさんのパンチの記事にマッハのカタログも載ってるんですが…
 
 
 
72年の1年限りで5機種とあります。
しかし、上の写真にある「450」こそ主軸機種だったと思うのです。
でも、カタログにない???
5機種構成???
1年限りの短命ということになると、450は???
謎だらけになっております、じゃこびっち(泣)
助けてくりーーー (>o<)
 
 
イメージ 5
 
 
あ、そうそう、最初の画像、ちょっとGX-2 は整備中に放置していたものです(笑)
われながらえ~加減www
ベールスプリングが阿呆なんですよ。
この時代の弱点ですね。
 
まー、とにかくご覧のとおり、ほぼ同型機。
初代の5000のみ、しんさんご指摘のように脚部、うーん太ももかな?、の形状が異なります。
「稲村ボディ」(^o^)
 
しかしですね、前回見ましたように、パンチ、スポーツといったダイワのノルマンディ上陸作戦級の反攻作戦の主役たちは、稲村のリールに看板だけを架け替えたというものではありません。
 
確かに、稲村技術陣を迎えて充実した気配は各所にありますが、基本的に新設計であり、「93と5000」の記事にもありますように、後のダイワの大半のリールに継承されるような基本技術が軒並み搭載されていたのであります。
 
 
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以前の記事には、メインギアを外した画像を載せていましたが、こんなクランク機構になってます。
パンチと同じタイプでしょ。
 
この機構は、この後、投げ釣りを主眼にした廉価版のリールの大半に採用され続けますし、他社もそっくりな機構をよく使っています。
 
以前の記事の方をご覧いただければ、このメインギア(ドライブギア)の下に収まっている強力なストッパーがご確認いただけます。
これはほんとに信頼性が高いと思います。
まあ、バネが弱るとアカンのですケド。。。
 
 
このスポーツ兄弟が、投げの名機だったことがよくわかるのは、スプールだと思います。
 
 
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3兄弟ともにスプールに互換性があります。
この辺りも、現在まで継承されているダイワの強みですね。
 
 
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誰一人うらやましいとは思わないはずですが(笑)、スプールケースまで持ってるのがワテクシの自慢でつ!
 
自慢すればするほどアフォに見えてしまうというこの悲しさ…(泣)
 
 
当初から片ツバ式のエコノマイザーが付属していました。
ただし、この時代にはまだアジャスタブル・ラインローラーは開発されていませんから、ラインローラーの高さを変えなくても、片ツバで20㎜程度まで狭くされたストロークの中に難なく道糸を巻き込めてしまっていたことがわかります。。。(- -;)
 
この方式は、巻き崩れを逆利用した密巻きとみることができるかと思います。
なぜ、せっかくのストロークや綾巻き角度を捨ててまで、ショートストローク&密巻きにしたのか…。
当時としてはある種の「究極の選択」だったのかもしれません。
 
 
 
個人的には、完全平行巻きを使うまでは(ワテクシの場合、初の平行巻きはダイワのプロキャスターGS8000でした)、凸型の下巻きで綾巻き角度を生かすロングストロークを愛用していました。
 
しかし、サーフ93を買ってもらうまでの主力機だったスポーツラインST5000にはアジャスタブル・ラインローラーシステムが搭載されていて、片ツバエコノマイザーにナイロン3号と、エコノマイザーなし凸型下巻きにナイロン4号の2つのスプールを使いわけていました。
 
その場合は、じつはショートストロークの片ツバの方がトラブルは少なかった印象があります。
ただ、どうしても、力糸がパーマしやすいのは、ストロークの短い片ツバ入りの方ではありました。
 
 
 
 
最近、投げ専リールにもショートストロークモデルが出てきたと聞きます。
実釣における飛距離には大差は出ないと思うので、細糸の場合はショートストロークの取り回しのよさは魅力的だと思うのです。
 
ただ、磯投げみたいに極太ラインを使う場合は、どうしてもある程度ストロークがあった方が、トラブルが少なくなります。(ブワっとパーマが減る:ナイロン系ラインやリーダーの場合)
ワテクシがミリオンやトーナメント磯の遠投系を未だに手放せないのは、太糸でも投げていきたいポイントが南紀にはどうしても多いからであり、PEには太いナイロンのリーダーを結ぶことが多いからなのであります。
 
 
うっわっ、書きすぎですね、こりゃもうマニアックすぎて、我ながらきしょい(笑)
 
 
 
 
 
 
 
しかし、マニアックついでに、さらにヒドいお話を一つ(笑)
 
じつは、スポーツ、GX、マッハと続いた初代シリーズの後を受けて登場した伝説の名機、スポーツNo.2 のことなんです。
 
 
 
しんさんの記事で気づかれましたか?
 
 
 
この機種は、オシュレート機構をクランク式からリダクション式に変更しているのです。
おまけに、片ツバエコノマイザーを捨て、カセット式の浅溝スプールを採用しています。
 
そうなんです、ダイワはスポーツNo.2 で、投げ専リールの路線を変更しているのですね。
そして、またその後まもなく片ツバ&ショートストロークに戻します。
 
 
 
 
こうした試行錯誤による経験の蓄積が、リョービ&シマノの平行巻き登場の際、ダイワに「保守派」として正弦波式で対抗するという選択をさせたのだと思います。
より保守的だったのが、当初から頑なにロングストローク路線で圧倒的なシェアを誇っていたオリムピック。
結局、オリムは最初に戦列を離れることになってしまいましたね。。。
 
 
 
 
 
あーあ、字ばっかだよ(泣)
 
最後に、60年代後半のダイワ中大型スピニング集合!
 
 
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手前の緑色っぽい巨艦はミリオンマックス6500です♪
 
スプリンターはしんさんに敬意を表して、オマケ (^o^)
 
 
 
 
 
そしてそして、ダイワは現在、S字カムを使ったリダクション式を、ロングストロークの投げ専以外のほとんどのスピニングに搭載しているみたいですね。
原点回帰というわけではないのでしょうけれど、「機械」に対する思想のようなものが現れているような気がします。
 
そうは言っても、ジュラルミンギアとか多くのボールベアリングとか、それらを守るための妙な防水装置とか、ぜいたくな高額誘導モデルばっか出すところに、台所事情が見え隠れしています。
 
ワテクシなら、定価2万円以下で、メタルボディ、S字カム減速機構、ベアリングレスラインローラー、ストローク30㎜弱、スプール径65㎜程度、自重700gちょいで、ドラグ耐力15㎏級のリアル・ミリオンマックス「限定復刻盤」を出すけどなあー。
 
トヨタのランクル70みたいな、古くならない実用一点張りのオトナの玩具w
だって、まだ外国じゃミリオン兄弟売ってるぢゃんw
右手でゴリ巻きできて、おっきな身餌をどっぽん、どっぽん放り込めるタフなヤツ。
 
 
 
 
…それとも…
 
シーラインの400番台くらいのを、今のHのラインナップに加えてくだされー、おねげーしますだ、ダイワ精工さまさまー<(_ _)>
 
 

熱き時代の終焉…キンコロ2014閉幕! ありがとうキンコロ!!

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去る10月31日をもって、今年度のキングコロタマグランプリが閉幕いたしました。
優勝は、わが宿敵イケちゃんでした!
おめでとーございますっ♪
 
そして同時に、7年間に及んだキンコロの歴史もいったん幕を閉じることになりました。
 
 
コロダイやタマミに代表される磯のモンスターに魅了され、「投げ釣りの限界に挑戦!」を合言葉に、熱く、そしておバカに遊んだ素晴らしい仲間たちに感謝です。
みなさん、ありがとうございました!
 
 
ここで一人ずつお名前を挙げるわけにはいきませんが、長らくリーダーとしてみんなをけん引してくれたニック警部にだけは、とくに御礼の言葉を記しておきたいと思います。
 
ニック警部、たぶんそのハンドルネームをこうして呼ばれるのも本意ではないかもしれませんが、本当にありがとうございました。
お疲れ様でした。
そのうちまた竿を並べましょう。
今度は「参った」と言わせてあげますwww
 
 
 
最後に、7年間の熱き戦いの記念碑として、キンコロPVを貼っておきます。
作者はあのハオコゼ尊師。
 
 
 
 
一緒に夢を追ったみなさん、これで神タマ、神コロ狙いが終わっちゃうわけやないで!
 
なんかデカいの釣ったら、ここへも書き込んでやー!
 
次の季節へ突入ぢゃああああああ (*^ー゚)b
 
 
 

現行モデルは謎だらけ? 最近の普及版振出投げ竿考…

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コロタマシーズンも終盤、秋深まっている頃だと拝察いたします。
みなさま、お元気でつか?
 
じゃこびっちはすこぶる元気ですが、釣りにも行けず、日々お仕事とトレーニングに明け暮れております。
毎日が合宿(笑)
 
 
 
そんな日々ゆえ、みなさまのブログにお邪魔するくらいで、釣りの事も忘れがちですが、先日、ふとしたことから大手釣具メーカーのサイトを閲覧しました。
 
ものすごいハイテク化が進んでいるようですが、そんなのにまったく関心がないワテクシはいつものようにスルー・・・のはずだったんですが・・・
 
 
 
 
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なんぢゃこりゃ???
 
シマノさんの、サーフランダー振出ですねんけど。
 
なんや奇妙なガイドセッティングですがな…
 
よく見たら、同じのがもひとつ!?
 
 
 
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こっちはサーフリーダー振出…、どこが違うかわからんし(笑)
 
あ、お値段が違う!?
 
 
なんでわざわざバットガイドだけキャスピンなんぢゃ?
 
シマノさんの説明を見てみましょう。
 
 
 
振出用遊動型Kガイドを採用し、更に飛距離を延ばすために、元ガイドには足高のWFMSG(W キャスピン)ステンレスフレームSiCガイドを採用。元ガイドを足高にすることにより、ガイドやロッド本体への接触による糸の放出抵抗を最小限に抑え、スムーズなライン放出を実現。太糸使用時には特に効果が発揮されます。
 
 
なんと面妖な、「さらに飛距離を延ばすために」Wキャスピンを採用したとあります。
 
何度も読み直しましたケド、確かにそう書いてアルネ。
 
別にわたしゃあキャスピンでもKWでもええんですけどね。
 
だって、私ごときにしてみりゃあ、どちらもトラブルが少ないよくできたガイドだと思いますからね。
 
だけどねえ。。。
 
まあ、最後の説明はわからんでもないですわな。
 
全体的にローフォルムな設計のKWだと、ナイロン太糸を使えばバチバチ竿を叩きますからね。
 
気になる人もいるでしょうから、その対策なのでしょう。
 
だけど、バットをキャスピンにしたら「さらに飛距離」が出ますかあ???
 
それやったら、高級機もみなキャスピンに戻して、並継もスピンダーに戻せばええんちゃいますのん(笑)
 
しかし、そこは違う方法をとってるのね、シマノさん。。。うひょひょw
 
 
 
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これね、最高級機のスピンパワー振出。
 
バットガイドには、30㎜のKW(L)をくくりつけてあります。
 
つまり、振出用のKWMは最大で口径25㎜までしかなく、しかもローフォルム。
 
なので、脚付きの大口径(ただし低めのLタイプ)をくくりつけたのでしょう。
 
こうすると、収納時に元竿の玉口とガイドのラッピング部が干渉しないように、ガイド下にリングを装着するとか、尻栓に嵩上げするとかの処置が必要になります。
まあ、いろいろと手間やコストがかかるわけですね。
 
だけど、振出用のKWM25㎜よりも、Wキャスピンの25㎜の方が単価は高い(450円だけど)ので、いずれにしてもコストはかかるわけですが、まあスッピンみたいにする方がずっと高くつくのでしょう。
 
だって、Wキャスピンは接着剤つけてはめ込むだけやもんね(笑)
 
 
 
普及版の振出投げ竿にも太糸対策を、というテスターさんやユーザーの声をより細かく拾おうとしているのはわかりますけど、ほんなら細いPEで横風のなかでもぶっ飛ばしたいってえ向きにはサーフリーダーやサーフランダーはバット絡みのリスクが大きくなるんやないんでっかと聴いてみたいですね。
 
そういう、キスとかカレーとかを狙うユーザーさんの方が多いんちゃうんかいなと思ったんですケド。
 
まあ、関西系のたくさん竿並べる置き竿釣法用に、お値段を押さえていっぱい買ってもらうのが狙いかな?
 
 
 
ワテクシの少ない経験では、強風時に軽いPEが絡みつくのはバットガイドばっかり。
 
だから、バット以外は何ガイドでもええんちゃうかなと(笑)
 
それを、逆にしてきたもんだから、かなーりびっくりしました。
 
極細PEで遠投なんてのは、キス釣りの競技に出る人くらいやから、そりゃあ高級機のキススぺ(ローライダーガイド)とか使えってことか。
 
うーん、どうも最近の投げ釣りシーンはわかりません。
 
どなたか、おせーてくらはい<(_ _)>
 
 
 
 
 
 
で、一応、ライバルのダイワはんも見てみたんどす。
 
そしたら、こっちはこっちで、またおもろい竿がありますがな。
 
 
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タテ長の画像ぢゃで(笑)
 
ランドサーフT!?
 
こりは、今度はKWMをバットまで採用しちょるが5点仕様。。。
 
どう考えても、旧モデルのガイドと塗装を替えただけ(笑)
 
ダイワさんは、スカイサーフTもモデルチェンジしないまま置いてるみたいだし、なかなか台所が苦しそう。
 
でも、まああんまり実効性能に差がないんだから、いじらんでもええですやん。
 
そやのに、こんな妙なモデルつくって(笑)
 
5点仕様じゃ、ローフォルムなガイドのメリットが生かしきれないんじゃないのかな?
 
 
 
 
 
 
 
まあ、ワテクシがここらへんの竿を買うことはまずないと思うんですケド、あんまりやばくないポイントで、ナイロン10号まで程度のコロタマ系に使える竿という条件で、ダイワとシマノの低価格振出投げ竿最強モデルを比べてみますた。(がまは低価格ないし、日新は剛竿ないしwww)
 
*左から4項目目の%表記の数値はカーボン含有率
 
【シマノ】
 
スーパースピンジョイ 405BX-T 455g 91.7% 15000円 ハードガイド5点
 
サーフリーダーFV 425BX-T 495g 99.9% 24000円 SICガイド5点
 
サーフリーダーEV 425BX-T 445g 99.8% 32000円 SICガイド5点 
 
サーフリーダー 425BX-T 530g 99.7% 30000円 KW+キャスピン7点
 
サーフランダー 425BX-T 490g 99.7% 44000円 KW+キャスピン7点 
 
 
【ダイワ】
 
プライムサーフ 33号425 485g 92% 13800円 ハードガイド5点 
 
エクストラサーフ 33号425 485g 93% 24600円 SIC5点
 
ランドサーフ 33号425 440g 99% 32000円 KW5点
 
 
 
あいかわらず、シマノさんはわかりにくいラインナップね。
 
まあ、旧モデル在庫の目途つくまでカタログに残してはるんかな?
 
ダイワは、この3段階で明確に竿の調子が変わりますからね。
 
わかりやすい。
 
シマノは、スーパースピンジョイとサフリFV、FVとEVの間に明確な差がありますね。
 
スパイラルXを採用してるサーフランダーはさらに1グレード上なんでしょうけど。ワタシャ触ったこともないす。
 
ダイワには、これに匹敵するモデルはないんですね。
 
スカイはSVFだけど、もう1グレード上って感じだし。
 
 
 
 
 
で、無理を承知であえてライトコロタマに使うとしたらですね。。。
 
まあ、プライムサーフかな(爆)
 
へし折ってもダメージが小さくて済む。。。うひょひょw
 
それに、高反発の遠投性能が、必ずしも磯投げ&重量級対象魚にフィットしてるわけじゃないですからね。
 
エキストラかFVを7点にしてくれたら、万能で、そこそこ投げられていいですけどね。
 
お値段は控えめでお願いします<(_ _)>
 
 
 
 
 
願わくは、大手メーカーさんには、グラス含有率の高い、折れにくく粘る磯投げ竿、重くて結構、多点ガイドに汎用パイプシート、そして安いやつを作って欲しいんだけど、無理ですわな(笑)
 
ま、ポンコチか海外竿に活路を見出すとしましょうw
 
 
 
そりではまた~(●◇●) トシちゃん25歳っ!
 
 

さらばダイコー! 誇り高き釣具職人に捧げます…

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ついに、あのダイコーが釣具から撤退してしまいました。
 
というか、大丸興業が釣具部門を閉めることで、ダイコーブランドが消えることになったというべきなのでしょうか。
 
 
 
なんせ、確かダイコーは国内に自社窯を持つ数少ないブランクメーカーだったはず。
*11月28日追記:すでに自社工場で製竿は断念していたようです。失礼しました。
 
独自の設計思想で、個性的な銘竿をたくさんつくってきました。
 
願わくは、このサイトくらいはいつまでも残しておいてほしいものです。
 
 
  
 
 
 
一時期は投げ竿もつくっていましたが、投げ釣りは、磯釣り以上にマイナー化というか、市場の縮小が急激だったために、早々に撤退してしまったのでした。
 
でも、このブログでもいくつか紹介させていただいたとおり、ほんとに面白い竿がいっぱいありました。
 
 
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高性能振出投げ竿「カーボンサーフ」
 
 
社史にさえない幻のグラス投げ竿「コズモス」
 
 
独自性をいかんなく発揮した珍竿「磯投げ竿」
 
 
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あと、私は持ってませんが、並継の遠投用投げ竿「WANT投」なんかも、知る人ぞ知る銘竿でしょう。
 
 
 
 
 
投げしかやらない方は「あー、やめちゃうんだ」くらいの感慨かもしれませんが、その影響は深刻だと思います。
 
以前から、ポンコチストとしての意見を書いたりしてきましたが↓
 
 
 
 
日本の釣り産業界の斜陽化は止まるところを知りません。
 
すべてが薄利多売型の流通構造となりつつあるにもかかわらず、ジャンルごとにタコツボ化しすぎて一般的な人気を失ってしまった釣り業界で「多売」は望むべくもありません。
 
そこで、メーカーはいわゆる上級者に照準を合わせ、単価の高い高級品に重きを置くようになります。
 
ダイコーは、典型的にそうなっていったメーカーで、近年は普及品や廉価版とは縁のない、高級磯竿メーカーというイメージが強かったと思います。
 
もちろん、他のメーカーも似たり寄ったりで、大手のシマノやダイワだって、投げ用品はかろうじて安価なもの(奇しくも前回その記事でした)もラインナップされてはいるものの、高級品志向にならざるを得ないようです。
 
 
 
 
 
しかし、これまで何回か書いてきましたが、これもメーカーの責任というよりは、ユーザーの選択なのでしょう。
 
モデルチェンジするたびに「ほな、新しいクラウン持ってきてくれや」といえる社長さんみたいに、つねに最新、最高級の道具を釣り場でひけらかすようなユーザーさんを当て込んだ商売が長続きするはずがありません。
 
そんなユーザーが、「こりゃあ一生モノだから、パーツ買って自分でリペアするねん」てな発想をするはずもなく、無知化に拍車がかかります。
道具を使うということは、カンペキかつ万能ではない道具を、知識と技術で補いながら、身体と同化していくという、気の長い楽しみ方をするということだと思います。
 
ただし、それは、エライことでも、スゴイことでもなく、楽しいことのはず。
だけど、ベテランとか上級者というような人の中には、知識や技術があたかも「権威」であるかのように錯覚している方が少なくありません。
 
お前だけぢゃと言われるかもしれませんが、ワテクシは、「わしは釣りが上手いから教えたる」とか「こんなことも知らんのか?」みたいな方と遊ぶのはまっぴらごめんです。
 
だって、べつに釣りなんか上手くなりたいと思ってませんから。
楽しい仲間と、たまたま通りかかったデカいやつが釣れたら幸せぢゃーーーてのがポリシーね (^o^)
 
だけど、ダイコーがメインターゲットとしていたイシダイとかグレなんて、ちょっとやってみよかーって誰が思うねんというくらい高度に専門化していて、道具もみな高価です。
 
投げだって、似たり寄ったりですよね。
1000円の竿でぶっこんでも楽しめるかんたんな釣りが原点やないのかと思いますけどね。
 
 
 
 
 
話が逸れました<(_ _)>
よーするに敷居が高いんどすw
 
ベテランが権威化し、その象徴として最高級機を振り回し、その小さな価値観のコミュニティでのみ商売を強いられるメーカーが脱落していく。
 
そのうち、アジアに基盤を持つ廉価版メーカーだけしか生き残らないんじゃないの、と思ってしまいます。
彼らは、世界中の安物釣具市場を握っていますからね。
 
日本の超高級釣具は、世界中からリスペクトされてるけれど、だれも買えない。。。orz
 
これで、国内市場の中核である高齢者層がどんどん鬼籍に召されていけば、「技術の粋」とかいって不毛な開発競争なんかやってられなくなるんやないでしょうかね。
 
 
 
おっと、建設的でないグチなんか、いくら書いても仕方ないですね。
失礼しました<(_ _)>
みんな、気分壊しちゃった?
申し訳ないのぢゃーm(__)m m(__)m
 
 
 
 
 
なにが言いたいかというと、この苦しい市場で今まで持ちこたえてくれたダイコーのみなさん、ありがとうございましたということに尽きます。
 
同じ釣り仲間です。
このリストラで生活が一変する方もおられるでしょう。
どうか、お互い幸せな人生を。
釣りが楽しめるようなねw
 
これまで幾多のユニークな道具を世に出してくれた「ダイコー」の名を、私たちはきっと忘れないでしょう。
 
おいらは、ダイコーのポンコチも大事にするで♪
 
 
 
ちうわけで、さらばダイコー!
 
ありがとう、ダイコー!!
 
ダイコー、フォーエバーーーーー!!!
 
うひは~っ(/・ω・)/
 
 

年末恒例(時差あるの)ミステリー短編  富士の珍竿の正体は!?

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日本のみなさま、明けましておめでとうございます。
当地はまだ大みそかです。
なので、ギリギリではありますが、恒例となりつつある年忘れミステリー(今年は短編)をアップするのであります(^o^)
 
とはいえ、釣りにも行けず、ネタもなく、仕方がないので、両軸ぶん投げマイスターの吉兄さんに無理を言って、垂涎ものの超弩級珍竿の画像をお借りしました。
吉兄さん、ありがとうございました<(_ _)>
 
 
 
そりでは、2014年、最後の謎解き、始まり始まりでございます<(_ _)>
 
 
 
 
 
 
 
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「投げ釣り」という日本独特の釣法が確立されたのがいつのことなのかを特定することは容易ではない。
 
かなり以前から、遠くへぶっ込んで底を釣るという方法はあちこちにあったようだが、大型のスピニングリールに剛竿でブン投げるという完成型になったのは60年代だろうか。
 
ともかく、ゆうに半世紀を超えるであろう「投げ釣り」の歴史は、独特の道具の開発史でもあった。
その長い時間の流れのなかで、現れては消えていった数多の試作機、失敗作、駄作たち。。。
そうした忘れ去られてゆく道具たちのなかでも、ひときわ異彩を放つ弩級の変態竿がコレだ!
 
 
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「明痴先生、講釈が長かった割にはふつーの投げ竿にしか見えませんが…。」
 
 
「うむ、そのとおりだ、小林少年。ガイドやシートのメーカーとして知られ富士工業が大昔に出した剛竿だよ、これは。だいたい、富士が竿出してたなんて知らんだろ。それだけでも歴史的価値があるのだよっ!」
 
 
 
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「えーっと、FUJI ROD 415 ZOOM…?」
 
 
「そうだ。ちなみに、下のブランクにくくりつけられた金属のシートはリール用ではなくガイド用だ。」
 
「明痴先生、確かに珍しいものだということはわかりますが、いったいこの竿のどこが『謎』なのですか?」
 
 
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「ぬ、ぬ、ぬぁんと、なんと、ズームなの!? 出たり入ったり、伸び縮みするのでありますかっ!?」
 
 
「そうなんだ、小林くん。グリップの幅は、遠投には重要な要素であるから、理に適った装備だろう。この竿は、どう考えても70年代中期以前のものだから、後に流行ったズームロッドより20年近く先行していたことになる。」
 
 
「しかし、明痴先生、そんなのは見ればわかる装備です。着脱式のガイドも、ズームシステムも、ユニークではあるが『謎』とまでは言えません。この程度で年忘れミステリーなんて言ったら、世間のポンコチストから抗議のコメントがボコボコに寄せられますよっ。」
 
 
「むふふ、それを見越してコメントは承認制にしておる! あやっ、ナニを言わせるんだキミはっ! この程度で年末年始の特集にするわけがないだろ。いくらネタ切れといっても、作者のじゃこびち先生はええかっこしいの権化みたいなお人なんぢゃから。」
 
 
「た、確かに。しかし、碍子のスポーツガイドなんかも、珍しいものではありますが…」
 
 
 
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「あっ!?」
 
 
「気づいたかね、小林くん?」
 
 
「こ、この、リールシートの裏に取り付けられた、この怪しい突起は何だ!?」
 
 
 
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「うん、このとおり、リールシートの真裏側に装着されているね。」
 
 
「先生、金属製のクリップが着いているから、ラインホルダーでしょうか?
仕掛けを着けたまま歩くのに便利ということ?」
 
 
「しかし小林くん、並継じゃないか、この竿は…。それに、クリップの解放部が竿先向きだろ。これじゃラインホルダーにならないな。」
 
 
「だとすると、明智先生、何なんですか、このちょっとエロチックな突起は?」
 
 
「小林少年よ、じつは私にもよくわからんのだ。他社の竿にこんなのが着いているのは見たことがない。いったいこれは…」
 
 
「しかし先生、ただでさえ極太の剛竿に、こんなイボが突き出ていて、しかも伸びたり縮んだりするなんて、これはもう『真珠入り』級ですね。」
 
 
「な、ナニを言ってるんだ、君わっ! 少年がそんなふしだらな想像をしてはいかーん、断じていかん! 乙女のきんどーちゃんが許さないのよ、おっほ、おっほ、うひょひょ~!」
 
 
「先生こそ、落ち着いてください。吉兄さんが送ってくださった画像がもう一枚あるみたいですが、拡大してみましょうよ…」
 
 
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「こるああああっ、よく見れやあ、このヘボ探偵がっ! ちゃんと答えが書いてあるやないけー! 『キャスティングスナップ』って、投げるときに糸を押さえるための突起やないけ、なにが『謎』ぢゃい、そのまんまやんけー!」
 
 
「えーい、やかましいわっ! けーけー言わんでもわかっとる。ふむ、こりゃまずいな、これでは年が越せんではないか…」
 
 
「でも先生、よく考えてみれば、わざわざ竿の裏側でラインをホールドする意味があるでしょうか?」
 
 
「なにっ? おお、小林くん、いいところに気がついたな。確かにそうだ。スピニングで投げるなら、突起はシートと同じ側になければならないな…」
 
 
「ということはつまり、先生…」
 
 
「そうだ、小林くん、これはスピニングというよりはだな。」
 
 
「スピニングというよりは!?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「そうだ、小林くん、これは横転リールを想定したキャスティングスナップだな。」
 
 
「ぼくもそう思います。横転リールで遠投するときには、ラインをホールドするのに困りますもんね。」
 
「うむ、竿と一緒に握るわけにもいかんしな。私は人差し指と中指とでラインを挟むけれど、これではしっかり押さえられんから飛距離は出ない。」
 
「ラインを巻き取るときにも、左手でラインガイドしないといけないし、なかなか技術が要りますもんね。」
 
「そうだ、ラインガイドのためのオープンガイドというフックみたいなのをリールの少し上につけてある竿もあった。うむ、ちょっと調べてみよう。しばらく待っていてくれたまえ、小林くん。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8
(この画像は拡大できます)
 
 
「小林くん、これを見たまえ!」
 
 
「あっ、先生、これは!」
 
 
「うむ、横転リールの広告の下にあるだろう。説明文にも先に横転リールと書いてあるし、大きな挿絵に描かれているのも間違いなく横転リールだ。」
 
 
「確かに、これがあれば横転リールでのライン押さえがしっかりとできそうです。図星ですね、先生!」
 
 
「これは1967年の『関西のつり』に出ていた広告だ。つまり60年代半ばくらいはまだ横転リールはスピニングリールと併用されていたんだね。だから富士はこんな後付パーツをつくったんだな。そして自社で開発した遠投用ズームロッドにも搭載した。横転でもスピニングでも使える遠投専用竿というわけだ。」
 
 
「はい、決してオトナのお楽しみ用ではなかったのですね!」
 
 
「あたりまえぢゃ、このクソガキ、まだ言うかっ! ケツの穴から手ぇ突っ込んでアゴがくがくいわすど、こるあっ!」
 
 
「あひーっ、富士のウロコジェット天秤っ~♪」
 
 
 
*****************************
 
 
 
というわけで、書いてる途中で新年を迎えてしまいました(笑)
 
次の更新は帰国後の4月になりそうですが、どうかみなさま、本年もよろしくお願い申し上げます~ <(_ _)>
 
 

チープシック♪ 新製品はどうやねん?

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寒中お見舞い申し上げます<(_ _)>
みなさま、その後、いかがお過ごしでしょうか?
ワテクシは帰国まであと2カ月ということで、あわただしい日々を送っております。
 
 
そりはともかく、釣り具各社の新製品がぼちぼちWEBでも見られるようになってきました。
どーもワテクシのことをポンコチストだと決めつけている方が多いのには閉口しますが、ちゃんと新製品もチェックしておるのであります。
ただ、欲しいものがないだけですぢゃw
 
 
残念ながら購買意欲をかきたてるモノがないのは今年も変わらずで、まーつまんない。
各社とも、モデルチェンジして買い替えてもらうことしかアタマにないようですが、そもそももう変えるとこあんまりないやんと思いますけどね。
そんな傾向は新しいモノ好きの江戸っ子文化(ユーザー側)のせいでしょうが、古いものを大切にする欧州の人々なんかから見たら、そらあ忙しいモデルチェンジサイクルだと思いますよ。
 
 
 
 
 
 
 
ネガなグチはともかくとして、小物類は未チェックなので、竿やリールについて、大手2社から見ていくことにしましょう。
 
まずはシマノですが、相変わらずの多彩なラインナップは「どこがどう違うねん」と思われるような、用途やスペックがクロスしたものばかり。
まあ、在庫ある限りカタログに載せるというウワサは本当なのかもしれまてん(笑)
 
WEBサイトは、新製品を検索するという意図だと見やすくて、常にアップデートされた商品がアタマに出てくる仕掛け。
だけど、投げはキス釣り用のハイエンドモデルと、こないだ見たサーフリーダーの振出だけで、あとは旧来のまま。
うん、ちょっと落ち着いてきたか?
 
 
逆に、投げ用スピニングリールは絶望的に種類が多くて、見る気もしないからパス。
 
うん?
投げはもう撤退するんじゃないの?
 
両軸リールも高い、高い…。
 
磯・防波堤の竿を検索すると80銘柄も出てきたので、また挫折。。。orz
まあ、新製品は9種類でしたがね。
 
書くことないやんと思われるかもしれませんが、この新製品のなかにおもろいのがありますた。
 
まずはこり↓
 
 
イメージ 1
 
 
縮尺がおかしいですが気にしないでー<(_ _)>
 
堤防用の廉価版、ボーダレスBBに380H-Tが追加されました。
これだと錘負荷が6号まで、適合ハリスも6号までと余裕があります。
川でボケやら青房を放り込んだり、エビじゃこやサンマの切り身で堤防コロ狙いにもイケそう。
 
タモ必携になりますが、ファイトを楽しむ向きには面白い竿ではないでしょうか。
価格も22500円と、安くはないけどまあまあ。
デザインもいい。
ビギナー用の投げ竿を使うよりオサレです。
まぢで欲しいかも(笑)
 
 
 
もうちょっとハードに磯モノをやっちゃるという方には、こんなんどうでっしゃろ?
 
イメージ 2
 
 
こりは、「シーリア海上釣堀」って竿で、やはり同類のなかでは廉価版。
もともとHタイプがあって、堤防コロなんかにはよさ気なスペックでしたが、なんと穂先径0.8mmという「さぐり真鯛」なるモデルが追加されました。
よりマゾヒスティックに引っぱり回されたい方にはいいかもしれません。
 
4mのヤツで錘は15号まで、お値段は29000円、カーボン含有率90%の粘りに期待ですかね。
 
 
・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
うーん、そうだ、ダイワを見てみよう~(≧▽≦)
 
ダイワは投げ竿がたくさんアップデートされてるぞ、と勢い込んで見てみました。
スカイサーフTがアップデート!
まあ、手が出ない高級品ですが、KW7点を装備して一応最先端スペックに。
でも、ダイワには言いたい。
ランドサーフ以下の振出はみんな5点やんか!
そらーあまりにもシブちんやないですかい???
ハードガイドの7点仕様つくってくれーーー!
 
 
 
 
 
 
そうそう、エクストラサーフが白から黒にカラーリングが変更されましたね。
しかもKガイド、が、なぜか5点?
てか、WEBサイトではガイド点数が確認できまへん。
どういうこっちゃー!
 
画像
 
 
しかし、アレですね、エクストラもK5点やとすると、またランドサーフとの違いがわからんようになりましたね。
ま、カーボン含有率を見るとブランクスは違うんですが、定価にして6000円ほどの差…、どうなんやろねえ…
ちなみに最強の33号-425で25700円也
夜釣りで見やすい白は個性的でいい印象だったんですが。
 
 
 
 
黒は黒でも、われら廉価版愛好家にとっては大歓迎のモデルチェンジがリバティクラブサーフTであります。
これはかなりえー感じです。
 
 
 
かつての傑作、DZサーフパワーを彷彿とさせる落ち着いた印象の竿になりました。
新型のハードガイドは軽そうでGOODです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バットセクションを、ほんの気持ちだけカーボンテープで補強。
これで、あの恐怖の全域軟調子からは脱却したのかな?
なんせ、廉価版は投擲時に両手の間でバットが曲がってるのがわかりますからねー。
こういう工夫は大歓迎です。
 
子どもたちにはシブすぎるかもしれませんが、おっちゃんのオモチャにはいいですよ、コレ。
30号-420でカーボン含有率28%、重量450g、オープン価格。
 
200m投げたいとか言わなくて、2-3本放り込んでなんかデカいの釣れたら嬉しいなー、みたいな釣り方にはぴったりではないでしょうか。
 
欲を言えば、これくらいのマテリアルでいいので40号から60号くらいが乗る7点ガイドの極厚磯ブッコミ竿をつくってくれへんかなあ。
 
 
あとはどうかなー、タマンモンスターもマイナーチェンジするみたいだけど、長すぎて好きじゃないです。
この分野は、値段も同等ということで、シマノのボトムキングに軍配が上がるかなー。
てか、沖縄のサンノリーとかの安いヤツの方がずっといいね(笑)
 
 
あと、入門用磯竿のリバティクラブ磯風も新型ハードガイドを搭載。
 
 
やっぱいーわー、これ。
4号-45遠投で錘15号まで、カーボン含有率95%、オープン価格。
ぶっこみやズボに使える(≧▽≦)
 
 
リールシートは超ロングセラーのFSタイプ。
 
確かにこれで十分やけど、どーなん、ダイワはん・・・(笑)
 
 
 
こうして見てくるとリールがねえ…
 
画像
 
 
 
ブッコマンダーとして使ってみたいのはソルティガ族ですが、別にニューモデルじゃなくてもいいか。
 
大きい方の15でPE3号300m、ドラグ9㎏、44400円!?
 
でも、ブッコミならレバードラグのキャタリナの30番かな。
 
いずれにしても、手も足も出まへん。
ワタシャ、シーラインとジグマスターでじゅうぶんどすえ(笑)
 
 
 
 
 
最後に、ちょっと、その他各社の様子も見てみますか?
 
ん?
高額商品しか扱わないがまかつは最初からパス(笑)
 
ダイコーが抜けたのはやはり痛いですが、まああそこも高いものしかなかったから、どのみち買えなかったんです、はい…
 
TICAはなんかやらんかと思いましたが、市場調査が行き届いているのか、採算の合わない投げやブッコミに使える商品でめぼしいものはなし。
 
オクマ&アルファタックルも同じくで、日本向けには船用ばっか。
まあ、流用できる両軸リールは豊富ですが。。。
 
 
 
 
 
 
おお、そうぢゃ、宇崎日新 (≧▽≦)
 
リーズナブルな7点Kガイドのテレスコタイプとして、一部のファンからは注目されていたイングラムサーフに「ブラックエディション」が出ております。
 
 
 
main
 
 
 
表記されてる錘負荷はイングラムサーフと同等ですが、ダイワのリバティクラブと同様に、バットセクションを強化しています。
 
 
sub1
 
4軸カーボンだと。
 
イングラムは日新特有のいかにも頼りない感じでしたが、これでちょっとはガッチリしたのではないでしょうか。
 
それでも、30号の420で380g…軽っ!?
 
ちなみに同級のイングラムサーフは330g!?!?
 
4軸カーボンで補強したとはいえ、ブラックエディションはオリジナルよりも元径が3㎜以上細くなっております。
…ま、アタシには無理かな(笑)
 
お値段は3万ちょいですと。
 
 
 
 
 
 
いまのところ、各社のWEBサイトで目についたのはこんな感じです。
日本ではもうカタログももらえるんですね。
やっぱ、煎餅でもかじりながらパラパラめくるのが楽しいですわい。
WEBはなんだか疲れます。
 
ということで、煎餅食うから、この辺で。
 
そりではみなさん、4月にジャポンでお会いしましょーーー(/・ω・)/
 
 

ウインチのウンチクその9 本当は一機種でいい …究極の万能リール Jigmaster!

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どーも、ご無沙汰いたしております<(_ _)>

1年間の在外勤務ももうすぐおしまい、現在、帰国準備に忙殺されているじゃこびっちでございます。
忙しくなると、現実から逃避したくなるのはヒトの性であります(笑)

ということで、帰国直前の道具話♪



こちら(どちら?)では、ほとんど釣りができなかったワタクシですが、まあ自分自身へのお土産というか、記念に一つリールを買いました!
な、なんと、新品でありますっ (^O^)

どーんっ! (江頭2:50風)


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そーなんです、PennのJigmaster を買いますた♪
現行モデル(!)の500Lであります!

まー、何がすごいって、初代のジグマスター500から数えるとかれこれ半世紀を超えるロングセラーであります。

とはいえ、ペンは1932年創業、文豪ヘミングウェイも使ったといわれるセネターは1936年、ジグマスターの原型スクイッダーは1938年のデビューですから、ペンの頑強な海釣り用万能リールたちはおおよそ80年を超える歴史を持っているのです。
そしてその間、基本構造にはほぼ変化なし。
「コンベンショナルリール」という米国での呼称は、このような頑固一徹な製品哲学に由来するのかもしれません。

ちなみに、私の愛機となっているジグマスター500と並べてみると…


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そうなんです、ほとんどすべてのパーツに互換性があります。
糸を巻いている方の古いジグマスターは、ハンドルを長いものに交換してあります。
そうそう、このハンドル、パワーハンドルってな気の利いたものではなくて(笑)、こりゃダイワの船釣り用のでかいリールから引っぺがしたヤツです。
これくらいでかいとピニオンギヤが逝ってしまうくらいゴリ巻きできますw


イメージ 3


ベークライトのサイドプレートの刻印が違ってます。
現行モデルは安っぽい。。。orz


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最大の違いはここ。
古い500のサイドプレートには、創業の地フィラデルフィアが誇らしく刻まれています。


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そして、現行の500Lは、工場所在地が粗末なシールで示されているのみ。
3/4世紀の時の流れは、いろいろなことを変えてしまうのに十分であったようです。


それでも、このリールを使い続けるユーザーたちの楽しみ方はリスペクトに値するものだと思います。

ものすごい高速サイクルでモデルチェンジを繰り返し、目を見張るようなハイテクタックルを生み出していく日本のメーカーは確かに素晴らしいのでしょう。
それは「行く川の流れは絶えずして…」と詠われてきたような日本人の世界観によるものなのか、新しいもの好きという江戸っ子気質なのか、ワテクシにはよくわかりまへんが、半世紀以上も同じ道具をつくり続け、売り続けている人たちとは明らかに違います。

釣りなんて道楽ですから、どっちでも好きな方を使えばいいのですが、じゃこびっちはどうしてもこのシンプル一徹なアメリカンリールの魅力に抗うことができないのであります。
だって、いまでもほぼすべての部品がバラで買えるのよ。。。


しかも、アフターパーツ専門のメーカーもあるのでつ。


アフターパーツをがんがん盛ると、古風なジグマスターもこんなんなっちゃいます♪


525


某リール修理屋さんのページから借用しました。
アルミスプール、ギヤ比を4:1から 5:1へと高速化。
ギヤ自体もステンレス製に交換、ピニオンギアのヨークもステンレス製。
ドラグワッシャはカーボン製に交換。
ハンドルはアキュレート製。
ベアリングもアップグレード。

これは超ハイスペック化の一例ですが、紫フレームとか削り出しスタードラグとか、遊び心いっぱいのパーツで自分だけのペンがつくれます。
かつては Newell なんて、ペンベースのカスタムリールメーカーまでありました。


へい、何が言いたいかってえと、どっちが豊かなんだよってことです。

おっと、べつに特定の誰かの悪口を言おうとしてるわけじゃないのよ(笑)

つまり、アメリカのペンユーザーの多くは「ジグマスターで十分やんけ」と考えてるわけですよ。
サカナ相手に、どこまで技術力や工業力をつっこむのも自由だけど、リールなんて投げて巻けたら勝負できるじゃんwww

古い道具を大事に使い続けて、その範囲で釣るのも楽しいもんです。
だけど、日本じゃあんまり流行らないよねー(笑)

93のリペアパーツやアフターパーツを扱う零細企業なんてあったらかっこええやろねえ。。。




なんや、字ばっかりやな(汗)

もっとおいらの最新鋭機を見てくんろー(/・ω・)/


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ハンドルは握りやすいけど、耐久力はベークライトに劣るはず。
つまりはコストダウン。。。
これも現実。。。


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箱の中身w
クランプ、レンチ、分解図、取説。

最低限だけど、やっぱりわくわくします♪


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独、瑞、西、日の4カ国語でスペックを表記。
主な市場が窺えますねw


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不滅のフォルム。

よく考えたら、これ1機種でほとんどのブッコミ系の釣りがカバーできます。

釣具屋のおっちゃん「お、ジグマスター買ってくれるん? いいねー、ボート? キャスティング?」

じゃこ「ぶん投げますねん。日本から来てるんだけどね、タフな投げ釣りならこれでしょ? 俺たちはみんなペンリールに憧れてんだよ。」

おっちゃん「おー、いいねー、これオマケや、もっていけ! いい釣りを!」

じゃこ「わお、ありがとう! ペン最高♪ ほなまた!」


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錘4発モロタ~ (/・ω・)/



はい、ちうことで、ジグマスター持ってもうじき帰ります♪
みなさん、4月からまたよろしくお願いいたします<(_ _)>


小物釣りならこんなシステムは? マミヤOP&ミリオネア!?

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帰国して引越しに大わらわのじゃこびっちでつ。。。
 
ああー、やはり日本は忙しい(泣)
 
さっき、職場から呼び出しがかかりましたので、今日予定していた庭の草刈りは延期、集合時間までの一時に、帰国後第1弾の記事を書くのらw
 
 
 
 
 
 
はい、ちうことで、日本に帰ってみれば、サクラ満開、春爛漫、花粉全開、PM蔓延でございます。
喉鼻大炎上で、もうダメOTL
 
いやいや、ええ季節となりましたから、キスやら戻りカレーやらティヌやら、近場の小物が楽しいはず。
 
しかし、ここ数年、離島の大物から湾内のキスまで、支離滅裂に何でも釣るなかで、ある哲学が形成されてきたのであります、ワテクシのなかには。
 
 
そりは「ギリギリの道具で闘うと楽しい!」
 
 
あー、春だけにおかしくなったなコイツと思ったでしょ、いま!?
 
違うで、違うで、だってね、投げ竿はごつすぎますねん。
30号の鉛弾を弾きだせるような剛竿でちっこいサカナ釣っても、なんかイマイチ。。。
ハイパワーのタマミだって、40号クラスの剛竿でかけたら、あとは巻くだけだし。。。
 
そーだ、スペックを落とそう!
竿はブニョくて短いヤツ!
リールはちっこくて非力なヤツ!
 
 
で、今季導入するのは、こりだー!
 
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マミヤOPに身売りしたオリムピック末期の、当時流行った中通し投げ竿!
 
その名も「インサイドスルー ランサーサーフ300RS」
 
ちょっと「RS」の意味がわかりまてん。
どなたか、ご存知でしたら教えてくだされー<(_ _)>
 
まあとにかく、オモリ負荷15号くらいのこの短竿が、キスやチヌにはおもろいんちゃうかいなと思いなおしたわけであります。
 
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一応、世紀の末裔らしい。。。
 
センチュリーだとさ。
 
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リールシートから60㎝くらいの位置に、中通しの導入口。
 
シンプルですが、SICのガイドがハマっていて、申し分ないつくりです。
 
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3本継ぎで、トップのガイドも各タマ口の処理もよくできています。
 
これくらいなら、他の竿もかんたんに改造できそうですね。
 
ん?
改造したらナマコ竿一派かな??
 
 
 
ふむ、両軸を載っけるというのも同じ。。。
 
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どーだ、小さいだろー(笑)
 
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投点50mまでの闘い!
 
サカナは岸の近くを通る!?
 
どーです、オサレでしょうwww
 
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リールはコレぢゃ!
 
ダイワのミリオネアGS1000C~♪
 
手持ちで釣るのなんかめんどくさいじゃこびっちには、クリッカーは欠かせません。
 
これを垂直におっ立てて、スプールフリー&クリッカーオンで放置するのであります!
 
 
 
この釣りは面白そうですよ。
 
河口なら近距離で多彩なサカナが狙えます。
 
泉南の戻りカレーもOK!
 
秋には港内のカレーやキス、ハゼなんかもいいですね。
 
50m圏内でも、リールを巻く回転数は大遠投並み、竿のブニョさはフルセ級のハゼがクエ子くらいに感じらるはず。
 
 
 
さあっ、とりあえず、このシステム持って、春恒例の川の対決に臨むとしましょう!
 
あ、そういえば、このサオ、ABさんにもらったヤツでしたw
 
よーし、今年こそ恩返しぢゃーーーー!
 
うひは~~っ!
 
 

黄緑の欲望 …じゅうたん爆撃再開か!?

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全宇宙のヤフオク釣具で散財しておられるみなさん、こんばんみ♪
送料入れたら安くなんてないよー(笑)


ちうことで、帰国後もまぢめに働いているじゃこびっちどすえ。
なかなか釣りに行く間もなく、天候も優れずで、まあ、こうなったら黄色と緑のあのお店でも攻めてみるか、と隙をついて2‐3軒まわってきますた。

ほんで、運よく収穫あったぜー(^O^)

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どーんなもんでーい(≧▽≦)

まず左は、見る人が見ればすぐわかる、がまかつざんす~♪
右は後ほどね♬

イメージ 2

はい、衝撃の999円ですが、がま磯遠投の4号、18尺の長~~い竿です。
がまかつの極初期の名竿ですね。

シルバーですからグラス含有率もけっこう高い、太おおおい竿です。
手元は30㎜以上ある感じ。

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リールシートはFujiのFPS30、とにかく太い!

サーフパワーなんかの、グラスの極太18尺みたいな調子です。

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違うのは、ズラリと10個ならんだSICガイド。

18尺ってことを考えれば、むしろ少ないくらいですが…

錆てるものもあって、これからぼちぼちメンテが必要です。

それでも、いまだにカゴ師なんかには人気のこのモデルが1000円切ってる理由はこれです↓

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バットガイド、ご臨終。。。

でも、こんなのポンコチストにはほとんど無問題!
とーぜん、ここは交換だねー♪

そうそう、その通りです。
くくりつけるんですよ~、ナニガイドかな~www





******************************





ほいほい、もう1本は何かな~?

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またまたズラリと8つならんだ夜光リング入りハードガイド!?

これまた古い竿ですがなーw

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パイプシートの上下にグリップを装着するのはNFT得意の手法。
古くはグラスの大磯シリーズのD(デラックス)グレードなんかに見られた構造です。

このモデルの場合は、ゴムチューブという簡素なものですが…

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はい、ご覧の通りの船釣り用モデル。

しかし、長さは磯でもちょうどいい感じ。
胴もしっかりしていて、ガイドも遠投向き。
コンベンショナルリールも合いそうですし♬

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オリジナルなのか、改装されたものなのかはよくわかりませんが、ロープ製の尻手リングが装備されていて、大物志向にはばっちりです。

最近は短くて硬い竿での肉弾戦に飢えているじゃこびっちですが、まあこーゆー竿を使ったゆるーいブッコミも面白いわけで…

どっちも多少は投げられるし、折れにくそうだし、そこそこパワーもあるから、けっこう楽しめそうです。

あ、そうそう、この名竿ハバタキのお値段は?

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わお、100円+税!?

えーでしょ、安いでしょ♪

オクなら1円で落としてもそこそこ送料かかりますからね。
やっぱり「ポンコチは脚で稼げ」ですね(^^♪

こいつがここまでお安い理由はココ↓

イメージ 11

尻栓喪失。。。orz

なんかその響きに卑猥なものを感じるのはワテクシだけ???

まあ、とにかく、ポンコチストにすれば、こんなのチチンプイプイのカンチンプーで、磯釣り用のお尻に変身でしょ(笑)




でへへへ、さっそくこりで夜の接近戦から、離島でのエサ釣りまでこなせる万能軟竿が増えました。
増えすぎか。。。(笑)

あとは、これらの道具が火を噴くだけなんだけど、なかなか釣りには行けまてん(泣)

うーん、次回はきっと釣行記ぢゃ!

それまで、みなさま、ごきげんよう!!

マハーロー♪


甦った不死鳥(フェニックス) …オリム、ニューフェニックス小改造

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連夜の更新(≧▽≦)

今夜は短いっすw

久しぶりにまあまあの天気だったんで、半夜でも行きたかったんですが、午後も仕事が立て込んで成せず。。。orz

ま、行くにも準備ができてなくて、どのみち無理だったようです。

仕方がないので、ちょっと早めに帰って、出国前にストリップにしていたアノ竿にガイドを装備してやりました。

イメージ 1

分かりにくい写真ですんまそ<(_ _)>

一昨年の冬に買うた、こやつであります。


ガイドを外して、生のブランクだけにすると、やっぱりええ調子!

そこで、セッティングのよさをなるたけ殺さないように、軽いハードガイドで5点から6点へと、ガイドを一つだけ追加しました。

追加したのは1番、より先調子になるようなセッティングです。

イメージ 2

遊動タイプのバットガイドだけは、碍子リングのオリジナルを使用。

あとはご覧のとおりのハードガイドで、トップから12mm、12mm、12mm、16mm、20mm、25mm折りたたみキャスピン(碍子リング)というセッティング。

イメージ 3

抜けのよさそうなセッティングでしょ♪

リールシートもいじろうかなと思いつつ、シールがポイントなので躊躇しています。

イメージ 4

以前も載せましたが、お値段がもうwww

イメージ 5



考えてみれば、こんな風にガイドを換えた竿がもうずいぶんたくさんあります。
しかし、なかでもやっぱりこれが絶品。
はやく振りたいなあ~♪

うーん、明日あたり、川へ半夜で小物いぢめに行ってきますかあ(^O^)
ハネやキビレは出てますが、鉄砲キスはまだ聞こえてきません。
しかし、泉南カレーも聞こえてこんし。。。

帰国一発目にボーズはいやぢゃ!
みなさん、明日、半夜ならどこじゃろか???

こっそりおせーて、うひは~(/・ω・)/

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