私たちコロタマニスト、いや「磯のダンプカー」タマミに魅せられた釣り人たちはみな、「梅雨」に入るとそわそわしはじめるのでありますw
「入梅」なんて日にピーカンとくりゃあ、じっとしているのが無理ってもの(笑)
なぜか、早朝クルマに重いリュックや長い竿袋、ブーツにライジャケにクーラーまでぶち込んで仕事に向かう不審な男、じゃこびっちwww
うひょ?
そして、北摂での業務を終えると、なぜかハイウェイをダウンサウス!
オフィスには直帰と申請してあるのですw
うっひょひょ~!
モザイクだらけでごめんなさい<(_ _)>
コロタマエキスプレスの本領を発揮して、日没直前には南紀某所に展開しますた!
上のシステムは、シマノの玄海200-390改にダイワ・シーライン50Hです。
ラインNA18号、ハリスNA30号を大型の三又サルカンで接続。
捨糸NA10号1.5mにオモリ20号。
ハリはこり♪
ムツバリ26号かな?
みなさん、これをネムリ鈎っていうでしょ?
鈎先がねむっていて根掛かりしにくい?
そりが、そればっかじゃないんですねーw
これは米国では「サークルフック」って言うそうで、剛力のサカナが爆走したら、自分の突進力でこのハリがクルリンパと回転してフトコロまで深々と刺さり、どんなにがんばってもぜったい抜けない。。。つまりフックアウトしない。
世界最強の投げ釣りといわれるハワイのGT釣りでは、このサークルフックが定番なのだそうです。
最近、じゃこびっちはデカイのねらうときはこのフォルムのハリばっか使ってます。
エサは1本98円の冷凍ロールイカ(皮付)です。
安いからこればっかwww
そしてもう1本、こちらは軟竿にライトタックルでズボります。
純世紀ひらそ硬調540にシーライン27H。
ラインはNA10号、ハリスフロロ14号に根付して石鯛バリか何かをくくりつけたもの、オモリは15号、底ベタです。
エサは近所のスーパーでみつけた朝どりのイワシ♪
こっちは磯物なんでも来いのお遊びタックルですw
写真のとおり美しい夕焼けでしたが、宵の南風が爆風で、しかもセットで入ってくるウネリは潮位が上がるにつれて凄まじくなってきます。
なかなかのコンディション(笑)
でも、風のおかげでヌカカが来ない♪
前回のプッシューパーリーのときは、ヌカカにやられて数日苦しみましたからね・・・OTL
涼しくて蚊がいないのはよしとしても、まったくアタリがありまへん…
夕マヅメはもちろん、陽が落ちてゴールデンタイムと思った21時もまったく無音。
一度、純世紀に巨大ウッチーが巻きついてオートリリースになったきり、エサが少しずつ小さくなっていくだけ・・・
あ、イワシは瞬殺、なんかエサ取りはいるのねorz
うーん、あちこちでデカタマ出てるっちうのに、ここは回って来んのかな?
ぜったい出ると踏んで選んだポイントなのですが…
まあ、23時前の満止まり前後までやってみましょう。
不気味な赤い三日月が沈んでゆき、満点の星空を見上げるとさそり座の頭部にひときわ明るく火星が輝いています。
いつの間にか風は落ち、ウネリの潮煙が辺りを包みこんでいます。
イワシを撃ち尽くしたので、純世紀にもロールイカをつけ、竿受けを仰角にセットして20mばかり投げていきます。
こちらのタックルにデカタマがきたらしんどいかもしれんなあと思いつつ、純世紀ひらその軟らかさと、シーラインのドラグがあれば、時間さえかけれりゃタマミなら捕れるだろうと自分勝手に結論づけてのスイッチでした。
そのときは、いつも突然やってきます。
目の前の純世紀が、目にもとまらぬ速度で海面に突き刺さりました!
ほんげえええええっ!
すんごいのが来るとわかっていても、磯の上にたった一人でも、思わずシャウトしてしまいます(笑)
速攻で竿尻に飛びつき、「どりゃあーっ」と竿を起こします。
ウィーーーーーーーーーンッ!
「・・・・・・・うぃーーんって、投げてるときみたいな音がするけど・・・・・・」
はい、例によって超高速でスプールが逆転しています!
27Hのドラグ耐力はたったの5㎏、もうどんなことをしたって止まりません。
6号200mしか巻けないスプールに10号を巻いてますから、ダンプカー野郎の一伸しでラインの大半が失われつつあります。
なんだかやな記憶が蘇るなあ…
「あちゃちゃ、やばいやばい、糸なくなっちゃうよ、えーっと、スプール押さえると。。。あちちっ、あイテっ、なんぢゃこりゃー、レベルワインダーかああっ!」
そうです、レベルワインダーがとんでもない速度でピストン運動を繰り返しています。
「まあまあ、多少強引に止めても、竿は粘るし、スタミナはないからバテさせればこっちのものさ。」
昨年、島では返り討ちにあいましたが、紀伊半島では2本デカタマを捕っていますので、多少は余裕があるのです。
それにしてもラインの残量が不安なので、なんとかスプールに摩擦を、と手を突っ込みますが、レベルワインダーが危険すぎてなかなかうまくいきません。
がっちん!
ん、ラインが出ん?
ハンドルも回らん?
いったいナニが起こった???
ずどどどどっ!
や、やばい、この突進は半端ないでかさだわ。。。汗
なんで糸出ない?
ハンドル回らねーーーーーっ!?
ヒュイーンっ!
え、まじか、これあかん音やん!?
ぱんっ!
乾いた音、跳ね上がる穂先ライト、たなびく道糸…
il||li▄█▀█●il||li
やられた。。。完敗。。。
なんでいつも軽い方のタックルに来るねん!?
てか、なんで軽い仕掛けだすねん、わし!
そうです、これがマーフィーの法則・・・(泣笑)
「うまく行かなくなりうるものは何でも、うまく行かなくなる-しかも最悪のタイミングで」
いつものことですが、またしても磯の上で茫然自失。。。
すぐには気力が湧かず、とりあえずぶち切られた糸を巻き取ろうとしますが、やっぱりハンドルが動きません。。。
もしや・・・
そうなんです、レベルワインダーのカムがクロスギアから脱線し、写真の位置でロックされていたのです。
つまり。。。リールがぶっ壊されたのであります。。。OTL
写真は、ワインダーが固まった状態でラインを巻き取ったせいでごわごわに膨らんでいる図。。。
えーい、くっそー、だから大物狙いにレベワイは要らぬのだよ、いつも自分で言ってんじゃん、くっそー、いっぺん死んでこい、じゃこびっちの大バカ者!
うーん、それにしても悔しい、リール完全破壊の末の惨敗とは・・・
一人地団太を踏んでいると、遠くからちゃりんちゃりんと鈴の音が!
はっ!
もしかして!?
振り返ると、ガチガチの剛竿玄海改がバンバン叩かれているではありませんか!
ま、さっきのバケモノとはケタ違いですが、長モノではありません。
そもそも大バリで先オモリですから、長モノはほぼ掛かりません。
よーし、小さくてもいいや、ここでちょっと釣っておこう!
剛竿玄海200号には軽すぎる敵で、というかほとんど引かないので、やっぱりウッチーかと海面を照らすとギラリと光ります。
ん?
チビタマ?
ヘダイ?
それにしても元気ないな・・・
えーい、ゴボー抜きじゃー!
あれ、でもそこそこ重たいぞ?
えーい!
どさっ!!
びびびびっ!
???
銀色の物体はブリッジをしています?
はーーーん???
汚ねえ顔した居着きのチヌではありませんか。。。
なんでこんなとこまで来てチヌやねん。。。
しかもムツバリ26号にハリス30号にロールイカやで。。。
「貴様っ、チヌ釣りやってる人たちに失礼やろっ! 1号以上のハリスは見切らんかい! そんなにでかくなるまでいったい何年チヌやっとるんじゃ、このクソボケがあああっ!」
まったく八ツアタリでしかないのですが、思い切り呪いの罵声を浴びせてからリリース♪
これを機に純世紀は片付けて、玄海だけにします。
分厚いロールイカの短冊を2枚ぶら下げて、どっぽーんと投入。
10分もたたないうちに、またしてもチャリンチャリンと叩かれています。
「ん、またしても屁こいたみたいなアタリやな。。。まさかチヌでもないでしょうしね、デカタマにイリュージョンしやがれーーー!」
大アワセをくれてやると、確かに何かが乗りました。
まあまあ重い、しかし引かない。。。
まさかチヌではないだろうから、もしかして。。。バケツ魚ことイシガキフグかえ?
しかし、ちょっと遊んだろと思ってハンドルを回す手を止めると、よわよわしい脈動とともに、サカナは右へ横走りしていきます。
その微々たる脈動は、タマミのそれを10とすれば0.1くらいのものです。
それに、イシガキフグは横走りなんてしませんわな(笑)
くそー、またしょうもない外道に違いないわ、と海面も照らさずゴボー抜き!
またけっこう重たい。。。
どさっ!
びびびびっ!
ブリッジ!?
銀ピカ????
50㎝ほどのおチヌさま。。。
もうええわ!
ぎゃふんっ
〓■●_~□○0 幽体離脱
はい、オチがついたところで、さっさと片付けてエクスプレス!
今度こそ、今度こそ本命をやっちゃるでーーーーー!
くっそー、マーフィーの野郎、覚えてやがれーーーーーーー!!