以前からいかにダメかを紹介しているダイワのプラスチック鯉走リールですが…
先日の夕練の際に、BBさんから修繕を依頼されました。
ホントだめなヤツ。。。
ダイワのエンブレムBRiT。
このうすら長いボディがもたらす最大の弊害は、ボディがひずんでギヤのアライメントがずれ、すぐに巻けなくなってしまうこと。
しかも、ウォームシャフトやそこに噛みつくカムが欠けてお釈迦になっちまったりしてしまいやがります。
そりゃそうですわな、全身がプラスチック。。。orz
いろいろと欠陥だらけのこのポンコツを、なぜ我々は使い続けているかといいますと。。。それはこのレバー式のクラッチです。
フリースプールでサカナをどんどん走らせ、ハンドルを回すだけでロックして合わせられるのですからね。
しかも、アジアや米国の他社の同系統のリールに比べて、クリック音が大きいのです ← これ大切w
結局のところ、ナニを使うかなんて好みの問題なんですけど、ほんとにこいつは問題が多いのです。
今回の依頼内容は、投擲のショックでベールが空落ちしてしまうという症状の改善。
それって70年代の93式じゃないんだから…
ほんとに、あきれてしまいます。
しかも、こいつはインナーベールトリップ、いわゆる内蹴り機構です。
そんなん空落ちするんかいな。。。
半信半疑でプラ製のカバーを外し…
疑わしき部品を並べてみます。
この屈曲部で折れるんです。
数少ない金属部品が先に壊れてどうするんだよ。。。OTL
でも、この個体はすこぶる健全でした。
ならば、原因は???
これ、この爪状の金属パーツがベールを返すためのキッカーで、ローター下部に装着されていて、ボディ側の突起を蹴ってベールを返すのです。
で、そのキック力を担っているのが、テグスでいえば0.2号ほどの線径しかない右側の巻きバネでして、これが馬鹿になってて簡単にベールが落ちるという。。。
こんなちゃちいバネ、すぐに馬鹿になるに決まってるだろーがよーっ!
まったく、救いようのないお粗末さ…
NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!
で、どう修繕したかっていうと、これらのパーツを全部取っ払ってしまうだけ(笑)
そう、熊みたいに手でベールを返してくださいよってこと。
キッカーがなければ空落ちしませんからね。
ダイワさんに言いたい。
「ぶっこみ用のリールにベールトリップ機構なんかいらねーよーーーー!」
以上、じゃこびっちの修理部屋から、終わります(`・ω・´)ゞ