いやー、やっと一日休んだと思ったら雨ざんす~(泣)
リールのスワッピングは失敗したので、今日は昨シーズンから預かりっぱなしの竿の修繕を完成させました。
その竿とは…
こりだー!
NFTのダイヤフラッシュ・パーフェクション・シリーズ最強の40-400であります!
この竿は、いろいろな意味でグッドチョイスだと思っていますた。
たとえば価格。
同世代、つまり90年代前半のライバルモデルといえば、親会社?のシマノならファインセラミックSCの405XX、ストリップで84000円。
ダイワならプロキャスター競技スペシャル、ガイド付で135000円!
リョービならGFXプロスカイヤー・タイプH40-400、ストリップで74000円。
これらのライバルに対して、ブランクの弾性でワンランク劣るとはいえ、ガイド付でなんと45000円でした。
つまり40号クラスの投げ竿としては、圧倒的に安価だったのですね。
投擲性能に関しては、わたしゃまったくわかりませんが、たぶんダイヤフラッシュは1ランク落ちたんでしょう。
しかし、コロタマ用の竿として見るなら、評価は逆転するかもしれません。
つまり、これも名竿であるファインセラは、高弾性過ぎて折損事故が多発するという、コロタマーンには辛い特性があります。
ダイワは高価すぎたのか、ほぼ見かけません。。。
リョービがベストだと思いますが、これまた高価なうえにタマ数が少ない。
となると、このダイヤフラッシュの40号は、コロタマニストにとっては「買い」な選択だと考えていました。
しかし、高弾性のピュアカーボンロッドは、どうしても折れやすい…
割と強力だろうと思っていたダイヤフラッシュですが、昨年、BBさんがクエらしき大物を掛けて、根に入ったり抜いたりという数時間に及ぶ持久戦の末、足下まで寄せたところで、爆裂骨折。
もちろんサカナはさようならという悲劇に見舞われたのです。
真下まで重いサカナを寄せた際には、竿は「つ」の字に曲がりますが、ハイカーボンロッドはそこまで「曲がれない」んですね。
こんな風になりました。
左が折れた穂先。
右は、中古で落札した同モデルのガイド位置を変更したものです。
極限まで曲がり込んで、2か所で折れています。
満月に曲がった状態をイメージしてください。
そのとき、負荷に負けた位置がこの2か所ということですね。
穂先側の折損箇所。
ガイドで補強されているはずの位置で折れています。
こちらはバット側の折損箇所。
穂持ちとの継ぎ目のすぐ上になります。
先調子を謳うシマノ・NFTの投げ竿は、ほとんどここで折れます。
穂先と穂持ちの硬さのギャップがありすぎるのでしょうか?
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投げ竿で大物を釣る場合の限界というのは、案外低いところにあります。
というのも、そもそも投げるための竿であるため、「つ」の字まで曲がることは最初から想定されていないのです。
大物竿の強度を表すために用いられている「垂直吊り上げ強度」を、仮にこういった投げ釣り用の剛竿で実施したらどうでしょう?
たぶん10㎏吊れる竿は少ないと思います。
ちなみに、宇崎日新さんが上物竿の強度テストの映像を公開されているので、リンクを貼っておきますね。
とにかく、実際の釣りでは、取り込みのときがもっともリスキーになります。
後ろに下がれて、しかもずり上げができるようなポイントならよいのですが、後が崖とか、手前にオーバーハングあるような条件だと、このような曲がり込みが生じてしまいます。
ハイカーボンだと、ひとたまりもなくぽっきんちょと (゜-Å)
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BBさんの敗北も、クエらしき大物をギリギリまで寄せたときに起こっています。
横でアシストの準備をしていたキスキモ総統(懐かしい名前ぢゃw)によると、純正の5点ガイドだったダイヤフラッシュは、異常な曲がり方をしていたとのことです。
いくら海水の浮力があったとしても、敵も泳力を持っていますから、真下で暴れられればひとたまりもありません。
タマミみたいに、沖で掛けて、寄せた頃にはグロッギーってな相手なら10㎏級でも獲れるんでしょうけれど…
ちなみに、キンコロGPではサカナの長さで勝負していますが、力は重さにこそ比例するので、重量で見た方が説得力があるかもしれません。
たとえば、先日釣った82㎝のタマミで6kgちょっとしかありませんでした。
やせっぽちですね。
3年前に某所で見た背曲がりのタマミは、長さこそ79㎝でしたが重量はなんと9kg。
とんでもなくごつい顔をしていました。
いずれにしても、5点しかガイドがないというのは、こうした大物の逆襲に対応するには心許ない限りです。
そこで、BBさんの依頼で折れたのと同じモデルを入手。
格安で2本買うたのですが、闇ルートなので内緒です(笑)
そのうちの1本のガイドセッティングを変更したというわけです。
これで少しは補強されたでしょうか↓
なんどもペットボトルをぶら下げてチューニングしました。
多すぎると言われるかもしれませんが、8点仕様です。
投げることを考えると、これ以上バットガイドを下ろすのも気が引けますし、ガイド数もここらまでかと思います。
ガイドの口径は、バットガイドに40mmのスピンダーガイド、そこから25mm、25mm、20mm、20mm、16mm、16mmで、トップは純正の16mm。
穂先の柔軟性はやはり重要なので、ガイド点数を増やしています。
なんとか穂持ちのパワーをスムースに穂先と連動させたくて、5番6番間と6番7番間の間隔をほぼ同じにしてみました。
とりあえず、このセッティングでエポキシを落としました。
いま横で回ってます。
でも、穂持ちに3つの9点にしたらよかったかも、とまだ迷ってます。
私のグラスの「コロタマキング」は9点ですし…
ま、ええか…
ということでBBさん!
こりでクエにリベンジしたってくらはい~!
ふつーの投げ竿の限界に挑戦ぢゃー!!
