さっき、台風16号「マラカス」が通り過ぎていきました。
みなさんは大丈夫でした?
災害が続きますが、どうかご自愛のほど。
そういえば、南紀の海も適度にかきまわされたかな?
今月はまだ一度も実釣がなく…
キンスポもあまり記事ないせいか、ペンディングのままですが、きっとこれで秋の爆釣期に突入ですなっ!
そりはそうと、最近はたまーにしか更新しなくなっている「スピニング夜話」ですが、別にブッコミ用スピニングが弾切れになったわけではないんです。
というか、あまりにも変態的な珍品は、やっぱり詳しく自慢したいじゃないですか(笑)
なので、時間あるときにって、先送りしちゃう。
そうこうするうちに、ついに50本目を迎えていたのです。
記念すべき「その50」をどんな名機で飾ろうか、とここしばらく思案していたんですが、やはり一度原点に帰ってみようということで、こんなんどうでしょう♪
じゃーーん♪
ドラグノブさえないジャンクw
1970年代後半、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったダイワの、ビギナーや少年少女向けのロアグレードモデル、スポーツラインST5000。
じつはこれ、私が小学5年生の時に、父に買ってもらったものなのです。
4年生くらいから、その頃大流行だった投げ釣りにハマった私、釣りなら何でもする人だった父にねだって、最初に買ってもらったのはこれのひとつ前のモデルだったスポーツラインST1。
でも、だんだん身体が大きくなってきたので、自分なりに遠投してみたくて、390クラスの投げ竿と大型スピニングが欲しいんやと、横長のダイワのカタログを毎晩毎晩眺めていたのです。
そんな少年に、親父が買うてくれたのがこれでした。
・・・デカい・・・
でも、かっけえーと思いましたね、そのとき。
確かに、まだ格闘技の道に入る前の、ただの小学生には重すぎたんですが、同時に買うてくれた竿アタッカー390との相性は抜群でした。
ぼろいけど、まだしっかりしているでしょう?
かれこれ40歳ですよ、このリール(笑)
結局、中学校を卒業するくらいまでの間、この次に買うてもらったサーフ93&プロスカイヤー390とのセットで(竿はどんどん変わりましたが)、泉南から中紀までの海岸で投げまくったのでした。
大切に整備しながら使ってきたので、年齢の割にはコンディション良好です。
何度も話題にしてきたアジャスタブルローラーシステム、説明省略(笑)
(詳しくは下から3枚目の画像をご覧ください)
ワテクシがたどり着いた方法は、標準エコノマイザー(赤、ツバなし)に強い凸型下巻きを施したうえで、ローラー位置「A(下)」というもの。
上の写真のとおり、きれいに巻きあがります。
これでNA3号200m+力糸。
スプールエッジがガタガタですなあ。。。
ワンタッチでポッキリ折れるリフトアップハンドル。
収納性抜群でした。
しかし、メッキはいつか剥がれる。。。OTL
寄る年波には勝てず、第一線を離脱して久しい愛機を、それでもいつでも出せるようにしようと、10年ばかり前に未使用新品を部品どり用にヤフオクで落札!
え?
なんかおかしい??
そーですよ、新品の方が部品どり用(笑)
むふふ、きれいな替えスプールになるど(猛馬鹿)
一番の弱点はこれ。
樹脂製のドラグノブは、締めたり緩めたりを繰り返していると、割れて崩壊してしまうのです。
ダイワのリールは頑丈を売りにしていましたが、長い年月を経てみると、ダメなところが明らかになってきます。
それでも樹脂を使うのかあ!?
樹脂といえば、さっきのアジャスタブル…w
黒い片ツバエコノマイザーこそダイワの秘密兵器!
細い糸の場合はこれで巻きあがりを密にして、ライントラブルを減じていたのです。
円筒カムやS字カムを用いた平行巻き開発以前のスピニングは、巻きあがりがでこぼこになって、先行するラインが凸部にたまっているラインを連れていくので、すぐにパーマしてしまったんですね。
しかも、硬いナイロンライン、さらに回りの悪いラインローラーだと糸ヨレも加わり、釣りにならないなんてこともありました。
だから、むやみにスプールストロークを出しても、使い勝手が悪くて飛ばなかったりね。
糸を巻かずに、エコノマイザーを装着すると、なんかかっこいい(^◇^)
シブいでしょ?
なんか、最近のリールもショートストローク流行ってますよね。
だって、ストローク長くても、あんまーり飛距離にはかんけーないもんね。
数センチまで争う競技の世界はともかく、実釣となると、いろんな選択肢があった方がおもろい♪
ただ、ロングストロークは、太糸をたくさん巻きたい変態磯投げ師にはいいかも(笑)
でも、メインシャフトが長くなるというデメリットもあるし、結局は本人が判断するしかないですよね。
箱はボロボロになって捨てましたが、取り説は保管してました!
ええやろーー(笑)
カタログに記載されていた同様の文章を、暗記するほど読みました(笑)
どうです、このまんまコロタマにだって使えますよ。
5000番なら、巻糸量10号175m、ドラグ12kg、極太スプール受け軸が貫くフルメタルボディで自重610g。
まさに汎用スピニング、これ1台で何でもやれます。
こーゆーリールが今でも好きなんですよね。
逆にいえば「専用」ギライ(笑)
アジャスタブル…の使用方法。(拡大可能)
かなーり、コレで押しましたよね、ダイワはん。
最高級機であったSSとか、巨大投げ専ミリオンマックスGS8000なんかにも搭載していましたから。
いまだにこのとおりの手入れ方法でやってるんですよ、ワテクシ。
じつは竿も丸洗いしません。
丁寧に濡れ布巾で拭きます。
あと、使用上の注意にあるように、この時代のアルミ合金製ボディはさほどの強度はなく、本体の重さと相まってよく脚が折れました。
アルミといっても含有率がねえ…
そういう意味では、90年代以降の混ぜ物強化樹脂は軽いぶん自重で折れるなんてことはなくなったのかもしれません。
でも、バケモノに引っ張られたら折れるからね(笑)
もし、そんなトラブルが発生したら、最後はコレ!
保証書を持って釣り具店へ行きましょう(笑)
大切に保管してたんだけど、もう無効ですよね、ダイワはん???
でも、大切な思い出のリールをありがとう♪
また、そのうち使うかもよ~~(^_-)-☆