だはは、ポイント丸分かりだわな、磯釣りする人には(笑)
まあ、投げのヒトはあんまり入らない場所ですケド。
日没直前に到着して、ようやくファイトスタート!!
割とうねりがあって気色悪いですが、潮どまり前に大王のタマン竿が火を噴きますた!
といっても、鈴を忘れたので、仰角30度にセットした長竿が、ぐいーーんと引き込まれる感じです。
「まあ、あんまり大きくないだろ。」とタカをくくって、自分の釣り座から応援していると、大王は極太のタマン竿を股に挟んで、タモをスルスルと下ろしています。
「ん? でかいの??」
タモの先を照らすと、なんとシマシマ!?
「ありゃ、大王のやつ、また夜釣りでイシダイ釣りよったか?」
しかし、なんかシマが少ない。。。そして、ぜんぜん突っ込まずに、ぬぼーっとグロッギー状態。
イシダイにしちゃあ元気がないなあ。
ともかく、サポートに行こう!
って、大王が陣取っている高場へ上ります。
グネグネの7mもあるタモの柄を縮めてブリあげると。。。
大王「何すかコレ???」
じゃこび「ナンヨウツバメウオ、たぶん。あの漁港の中に枯葉そっくりで浮いてるヤツの親やね。。。」
大王「タテヨコの比率がおかしい(笑) で、食えるんですか?」
じゃこび「ちょとグーグルに聞いてみる。。。うん、珍重されるって。美味いんやな。」
そこまで聞くと、ヒトが丁寧にWEB魚類図鑑の解説を朗読してやってるのに、さっさと獲物をシメて血抜きしてやがります。
じゃこ@内心「この食いしん坊め。。。」
そして、次のアタリも大王でした。
こんどは、この日もさんざんいじめられたナガモノたちと似たアタリですが、どんどん引き込みが大きくなっています。
そこへ、弩級のアワセをぶちかました大王、剛腕タマンが超満月に!
808のポリポリ音が間抜けなリズムを刻むなか、ポンピングまで繰り出して寄せたのは。。。
じゃこ「あらー、ポットですわ。。。こりゃあタモ使いましょ。。。重すぎる」
まあデカい(笑)
推定8㎏超。。。(;´・ω・)
今宵は久々の妖怪大行進でごじゃりますな。。。
が、コヤツを最後にマンダムタイムに突入。
今宵はコロタマ仲間がぼつぼつ出漁中とのことで、みなさんと情報交換。
ソロのharuさんは、某堤防先端に陣取って、弩級を掛けるもテトラ帯に突入され終了。現在マンダム地獄の由。
宿敵イケちゃんも、安定の暴走渡船ですが、ナガモノ修行中。
渡吾郎はインコさんとビーチでコロパーリー待ち。。。パーリ―はあるのか???
ってな状況のようです。
そして、潮が下げはじめ、岬の先端にいる我々の前の流れも逆向きになり。。。
大王にもらったサンマを4枚の短冊にしたヤツをぶら下げた秘宝が。。。
どんがらがっちゃーーん!
ちょっと想定していなかったくらいの、猛烈な突っ込み方で舞い込みました!
やばっ!
竿受けごと持っていかれるか!?
慌てて竿尻にしがみついて、スタートファイティング!
ぬおおおおおおおっ!
軟らかい(普段の道具よりは)5号の磯竿を立てますが、なぜか穂先のケミは目線のはるか下。。。
あわわ、こんなになっちゃうんだっけ、上物竿って。。。(;´・ω・)
先日の離島でのファイトを思い起こさせるような、揺るぎなき突進であります!
とにかく、竿を立てたまま、シーライン50Hのハンドルを回しますが。。。
ん?
空回り??
ありゃ、ドラグが負けてる。。。
そうです、5号の磯竿ってことで、スタードラグは8分目にしていたのですが、空回りして巻けません。
「くっそー、なめやがって、見ておれ、バケモノめ!」
左手で竿を立て、右手でごついスターホイールを絞り込みます。
カッチカチに締めてと。
こっち来んかい!
敵は相当のパワーで抵抗しますが、ワテクシのシーラインやPENNはすべてドラグをチューニングしてありますからね。
オラオラ状態で巻きますが、となると今度はちょっと竿が心配で、結局、意味がないとわかっていても、スクワットしたり、横歩きしたりして、ヘタレなスタンディングファイトになってしまいますた(笑)
けっこうな突っ込みを、へっぴり腰でいなしながら、なんとか浮かせてくると、ヘッドランプのビームに白い影が浮かびます。
同時に、左方向へロケットのような猛ダッシュ!
その瞬間、ロケット。。。そうです、あの独特の、ロケットのようなシルエット。。。
まさか。。。
ぶっこみやで。
やめてくれ~!?
その強烈なロケットランをくいとめて、のたうち回るヤツを真下へ寄せてきますが、その魚影は。。。
やっぱりロケット。。。OTL
くっそーーー!
5号の磯竿というのをすっかり忘れて、思いっきりゴボウ抜き!
こおのクソッタレーーーっ!
違うだろ~、違うだろ!
普通、白かったらタマミだろおがーー!
大王がメジャーを貸してくれたんですが、笑い過ぎて涙目になってやがります。
そしてこのババタレ、軽く60㎝を超えています。
あーーー、しんど。。。オワタ。。。_| ̄|○
全身を襲う脱力感のなかで、なんとか後始末をして、やっとゆっくり腰かけたその時でした。
ブルブルっとアラート。
FBメッセージ。。。
ん?
haruさん。
ナニ?
コロ51㎝!?
おでを殺してくれーーーーー号泣
さらに、前方の瀬の向こうまで遠投していた大王の竿が突き刺さり!
オラオラのゴリ巻きで寄せてきたのは。。。ピンク色に妖しく輝く。。。
タモ入れさせていただきました。
大本命!
堂々の52㎝、ムツバリことサークルフックがきれいに上顎を貫通しています。
それにしても。。。
参りましたーーーーっ m(__)m
そして納竿後、クルマに戻ると、大王はやにわにグローブボックスから何かを取り出し。。。
大王「じゃこさん、こーゆーときは、葉巻を吸うんですよ。わかりますか?
あははははっ♪
あーはっは!
わーーーっはっは~っ!
おのれぇ、理不尽大王、いつか、いつの日かきっと貴様を倒す!
タモ入れさせて、料理させて、目の前で食って、酔いつぶれてやるぜ、覚えてやがれーーーー!
ぶぉおおおん! (敗走するじゃこびのハイラックスの排気音)
ということで、この夜は大王とharuさん以外は振るわずでした。
帰路、某SAでharuさんと落ち合ってしばし談笑。
秋の夜の、楽しい釣行でありましたとさ。